講談社青い鳥文庫
旅猫リポート

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  • サイズ B40判/ページ数 352p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062854801
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8293

出版社内容情報

大人気作家・有川浩作品が、青い鳥文庫に初登場! 日本中を旅するひとりと一匹。そしてついに、最後の旅が始まる。 ぼくはオス猫のナナ。5年前にサトルに拾われ、幸せにくらしてきた。事情があってぼくを手放さなくてはならなくなったというサトルは、引き取り手をさがすため、銀色のワゴンに乗って旅に出る。サトルとぼく、ひとりと一匹が出会う、素敵な風景、なつかしい人々。そしてついにぼくらの最後の旅が始まる――。

有川 浩[アリカワ ヒロ]
著・文・その他

村上 勉[ムラカミ ツトム]
著・文・その他

内容説明

大人気作家・有川浩の作品が、青い鳥文庫に初登場!ぼくはオス猫のナナ。なにかの事情でぼくを手放さなくてはならなくなったというサトルは、引き取り手をさがすため、銀色のワゴンに乗って旅に出る。サトルとぼく、ひとりと一匹が出会う、素敵な風景、なつかしい人々。そしてついにぼくらの最後の旅が始まる―。小学上級から。総ルビ。

著者等紹介

有川浩[アリカワヒロ]
高知県生まれ。2004年、『塩の街』でデビュー。俳優・阿部丈二氏と演劇ユニット“スカイロケット”を結成、演劇界へも挑戦の幅を広げている

村上勉[ムラカミツトム]
兵庫県生まれ。1965年、佐藤さとる氏のコロボックル物語の挿絵でデビュー。以降、コロボックルシリーズのすべての装画・挿絵を担当。挿絵、絵本、装丁などさまざまな形でかかわった作品は800点以上におよぶ。『おばあさんのひこうき』(小学館絵画賞受賞)ほか作品多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

128
初読・有川作品。おす猫ナナの飼い主になった悟の、少年期から始まる想い出が、各章それぞれのドラマとなって、あふれ落ちるよう。よくあることでも本人には切実で、悩みも苦しみもあるもの。旅の途上で出会う友人たちも、またそれぞれにドラマを抱える。なぜ旅に出たのか、途中でさりげなく書かれているが、はっきりわかったときは、「え、なんで……」と。その後はひたすら加速してレールに乗ったように読み終えた。2018/10/31

しゅわ

114
【図書館】事情があって愛猫・ナナを手放さなくてはならなくなったというサトルは引き取り手をさがすため旅に出る。サトルとナナが出会う、なつかしい人々と美しい風景、そして旅の終着点とは!?という物語。単行本で何度も読んでいるので物語としては再読になりますが、コロボックルシリーズで育った身としては、“青い鳥文庫”というだけでテンションが上がりますね♪ ふりがなが増えた程度で文章はあまり手が加えられてないの…かな? 有川さんの文体がこの児童書の装丁で違和感なかった事に驚きました。とても切ないけど、あたたかい一冊です2015/06/01

ユザキ部長

112
再読になるのかな?子どもへのプレゼント本。子どもは読めたらしく「読んで」と。けっこう嬉しい。2016/07/04

hirune

96
これは超A級に危険な本でした☆絶対外では読めない。。最後の旅の章からは涙がボロボロ状態なのだから。悟はどうしてこんなに幸薄いのか?と、思ってしまっていたけど、人生の長い短いは関係なく彼は幸せに生きたと思えるラストでした。彼に関わった全ての人たち、お父さんお母さん、叔母さんのノリコ、友達のコースケ、ヨシミネ、スギ、チカコ、そして最愛の猫ハチとナナにとって天からのギフトのような人だったんだな。そして虹の橋でナナと笑って再会できたのでしょうね。2016/05/12

まろんぱぱ♪ 

94
読友さん達の警告あったのに、人前で号泣してました。最初、いなくなるのはナナだとばっかり思ってましたが「あの飼い主からは、もう長くない臭いがしている」の台詞あたりから、雰囲気が変わってきて。最後のホスピスの話、堪えられませんでした。ボロボロ泣きながら読んでました。何度となく目の当たりにしている「別れ」、残された者の哀しみと後悔。何故、ああしてしまったのか、こうしておけば、人間とはなんと愚かなで愛しい生き物か。ナナは言います、悲しいことじゃないんだ。ナナと悟、いつか地平線の向こうで再会していて欲しい。2015/09/25

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