内容説明
アリによる創縁の縫合、クモの巣による止血、バナナ酒による麻酔・防腐など―傷病の手当ては常に人類とともにあり、工夫され発展した。苦しむ患者に施された手術の歴史をヒューマンな目線で綴る。
目次
第1章 外科の夜明け
第2章 古代オリエント
第3章 古代ギリシアと古代ローマ
第4章 中世ヨーロッパ
第5章 ルネッサンス
第6章 十七世紀
第7章 十八世紀
第8章 十九世紀前半
第9章 疼痛と感染の克服
第10章 リスター以後の手術
著者等紹介
川満富裕[カワミツトミヒロ]
1948年沖縄県に生まれる。1975年東京医科歯科大学を卒業後、一般外科を経て、小児外科を専攻。1984年独協医科大学越谷病院小児外科講師。1998年より終末期医療に従事。三軒茶屋病院勤務、東京医科大学第一解剖客員講師
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