内容説明
秋の実は果物の中でも代表的な果実である。単独で描くことは少なく、秋の実ものは枝や葉と一緒に描いて作品とする。従って自然の中で花開き実っていく推移をよく観察し、熟していく彩りを脳裏に焼きつけていくことが大切である。また、枝や葉は裏返った葉、虫喰ったものなど変化を取り入れて描くこと。朝、昼、夕方など刻々と成熟していく秋の実を、楽しく観察して描くことが基本である。
目次
柿の描法
柘榴の描法
葡萄の描法
栗の描法
鬼灯の描法
無花果の描法
柑橘類その他の描法
著者等紹介
山田玉雲[ヤマダギョクウン]
1915年岐阜県に生れる。東京美術学校(現東京芸術大学)を卒業。玉堂、素明、小虎に師事する。前日本墨絵会会長。毎年日本墨絵会展覧会を主催し、2000年、50回展を開催する。前全日本水墨画会会長。2000年、第23回全日本水墨画展を主催し開催する。1955年ユネスコ美術工芸国際会議、1964年パリでの国際美術教育会議にそれぞれ日本代表委員として出席する。1982年紺綬褒章を受章する。1985年文部大臣賞を受賞する。1987年内閣総理大臣賞を受賞する。1989年美濃加茂市より文化功労賞を受賞。1995年独立美術協会より功労賞を受賞する。2000年12月永眠。玉川大学教授を30年間歴任する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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