内容説明
縄文杉で知られる屋久島は一九九三(平成五年)年、白神山地と共にわが国最初の世界遺産に登録された。その豊かな自然は太古の生態系を保ち“植物の宝庫”“緑の原郷”“最後の秘境”“海上アルプス”“水の島”等々と賛辞されてきた。本書はその神秘的な屋久島の魅力―空気・水・森・滝・渓谷・海などの生命エネルギーの輝きを、雲霧を描くのに最も適している水墨画で描いたものである。第一線で活躍中の画家たちの競作をぜひお楽しみください。
目次
屋久島は自然美の宝庫(芝龍郎)
雨、霧、霞、雲を描く(礒見栄岳)
屋久島回想記(星野栄華)
神々の棲む森(王子江)
想像以上の美しさに満足(笹川春艸)
神秘の森と山を描く(田中悳吾)
神秘的魅力を備えた場所(小城康子)
樹の生命を視つめる(松田高明)