内容説明
本書は、蘭・竹の画題テーマを描法、名画、生態の3編に分け、第1編では、伝統水墨画の正統・玉雲画伯の最高技法を分解図で解説、第2編では、美術史に残る中国・日本の巨匠たちの名画をやさしく鑑賞、第3編では、種類・生態を写真入りで詳細に記述した。付録に江戸時代から画家・画僧・文人らが手本とした『芥子園画伝』の蘭・竹の描法をはじめ紋様、茶掛の禅語・諺を付けて蘭・竹のすべてを網羅し、かつて類を見ない資料性の高いものとなっている。
目次
第1編 蘭竹の描法(蘭の描法;竹の描法)
第2編 蘭竹の名画(蘭の名画;竹の名画)
第3編 蘭竹の生態(蘭の生態;竹の生態)
著者等紹介
金沢弘[カナザワヒロシ]
1935年大阪市生れ。1961年慶応義塾大学大学院卒。1961年~95年京都国立博物館学芸課長歴任。1995年京都造形芸術大学芸術学科教授(現在に至る)
岩崎巴人[イワサキハジン]
1917年東京都生れ。川端画学校卒。師=小林古径。元日本美術院院友。新興美術院同人。日本表現主義主宰。元NHK教育テレビ「水墨画入門」講師。国際展などに招待出品。90年千葉県教育文化功労章受章。館山市名誉市民等受賞多数
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