内容説明
オレンジ色をした不思議な粒「母ちゃんのもと」。キスをしてコップに入れたら、ほんとに天国の母ちゃんがぼくの前にあらわれた…小学4・5・6年生向き。
著者等紹介
福明子[フクアキコ]
1957年、神奈川県に生まれる。横浜国立大学教育学部卒業。子どもたちへの愛情に満ちたいのちの物語をつむぎつづけている。『ジンとばあちゃんとだんごの木』(あるまじろ書房)で第20回ひろすけ童話賞、「やんも―光る命の物語」で第9回椋鳩十記念伊那谷童話大賞など、数々の児童文学賞を受賞
ふりやかよこ[フリヤカヨコ]
1946年、山口県に生まれる。大分県立芸術短期大学油絵科卒業。絵本や児童書のさし絵で活躍し、やさしいまなざしのあふれるあたたかな画風に多くのファンをもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
36
切ないお話。2年前に母親を亡くした小学5年生の男の子。ある日、不思議なおっちゃんから「母ちゃんのもと」を買います。それを使うと死んだ母ちゃんが現れて……。男の子の必死な想いが切ない。でも、せっかく母親の死を乗り越えて明るく生活していたのに、かえって残酷な気が…。それでも、自分より父親の心配をする男の子がいい子すぎて。2025/07/12
きみどり5号
0
なんだか切なくて、だいぶあったかかった。2013/10/18
Nina
0
ファンタジーなんだけど、重い。肉親の死が家族にどう影響しているか。深く掘り返している。切ないお話だった。2013/10/13