内容説明
チョコちゃんは、想像力ゆたかなおんなの子。クラスでいちばん背が高くなったじぶんを想像したり、うんとうんと小さくなったじぶんを想像したり。椰月美智子の初めての幼年童話。
著者等紹介
椰月美智子[ヤズキミチコ]
1970年生まれ。2002年に『十二歳』でデビューし、第42回講談社児童文学新人賞を受賞。2006年には、『しずかな日々』で第45回野間児童文芸賞と第23回坪田譲治文学賞をダブル受賞した
またよし[マタヨシ]
1982年生まれ。油画を描いていた経験を生かし、デジタルでも色を重ねて作り上げる淡い色調を得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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刹那
23
ちよこちゃんのおはなし(๑′ᴗ‵๑)かわいい絵で児童書やのに、迷わず借りちゃいました◡̈♥︎後で知りましたが、作者は「るり姉」の人でした(๑´罒`๑)2015/08/16
遠い日
15
1年生のチョコちゃんは、クラスでいちばん背が低い。そんなチョコちゃんが想像する世界一背が高い自分と、反対に小さな小さな自分になって、体験するあれこれ。数字の冒険が楽しい。自分の好きなことに迫っていく感じが、子どもの興味の探求そのもので、心の動きが鮮やか。自分の世界の広がりを楽しめるチョコちゃん、かわいいな。2015/07/22
マツユキ
14
小学一年生のチョコちゃんのお話。通学途中の歩道橋が怖かったり、背の順では一番前だったり、と嫌なこともあるけれど、想像力で楽しんでいる様子が可愛いです。続編あり。2024/10/30
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
12
チョコちゃんこと、ちよこちゃんは小学一年生。背が小さい事が悩みで、背が校舎よりも高くなったり、他にも色々空想していく姿がとても可愛らしかったです。挿絵と文章がとてもマッチしてました。2015/10/22
プンヴァ
12
大好きな「るり姉」の著者・椰月さんが幼年向け童話を描かれたとの事で、興味を持って読みました。小さな女の子の想像力に溢れた可愛らしい(絵も可愛い)お話で楽しかったのですが、ちょっと物足りなかったです。佐野洋子さんの「おれはねこだぜ」みたいに、幼年童話で大人も楽しめるお話って少ないかも、と思いつつまだまだ読んでない本が多いこのジャンル、これから読んでいきたいです。私は髪の毛が多いのが悩みの小学生だったので、チョコちゃんみたいに三つ編みの細い感じが羨ましかったのを思い出しました。2015/05/21