内容説明
世界で初めて撮影に成功したオオサンショウウオの産卵から子育てまで、謎多き世界最大の両生類の物語。
著者等紹介
福田幸広[フクダユキヒロ]
動物写真家
ゆうきえつこ[ユウキエツコ]
野生動物撮影コーディネーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kawai Hideki
67
のっそりしたオオサンショウウオの、激しい生存競争を激写した写真絵本。何日かに1回、夜に少し動いて魚を食べる。それまではじ〜っと石のフリ。ぜんぜん生き急がない。夏至の頃、住処を離れて1ヶ月もかけて数kmを旅し、繁殖地に集まる。強いオスが作った巣穴に、メスがやってきて卵を産みつけるのだが、すかさず、別のオス達がどさくさにまぎれて自分の子孫を残そうと、押し合いへし合いしながら巣穴になだれこんでくる。その凄まじいこと!その後、巣穴の主のオスが卵を守り、子育てする。青白い卵に囲まれ、満足そうなオスが表紙の写真。2016/06/25
kinkin
63
水族館で見たオオサンショウウオの大きさと迫力に驚かされたのは数年前。最大なもので150センチ44キロくらいの記録があるそうだ。なぜ日本という温帯の国であんなに大きくなるのだろうと不思議に思った。小さなサンショウウオのままでいればそれほど目立たないだろうに。この写真はどうやって撮ったのだろうと思うのも多かった。最後のページ、清流の中でじっとしている写真が印象に残った。井伏鱒二の「サンショウウオ」を思い出した。2016/04/29
アナクマ
27
短い手足、白い指先、オスの腹の下で子どもが孵った写真には思わず声が出ました。万事にスローなオオサンショウウオ。人目につきにくいとしても、いるんだよなぁ。いつまでもいてほしい。取材、写真、いい仕事で感服です。2018/01/13
あまりりす
17
オオサンショウウオです!とても迫力のある写真絵本でしたよ!お魚を咥えている写真がお気に入りです。不思議で愛らしい生物ですよね、ちびオオサンショウウオ達の巣立ちは感動的。とても素敵な絵本でした!2016/06/26
ばっか殿すん
16
オオサンショウウオくん!子供は小オオサンショウウオくん!2015/01/08