Soenshaグリーンブックス
「ぼくの父さんは、自殺した。」―その一言を語れる今

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 166p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882643043
  • NDC分類 K916
  • Cコード C8095

内容説明

自殺をするのは、その人が弱い証拠―。多くの人は、まるで他人ごとのようにそう語る。しかし、もし自殺者を弱者という言葉で切り捨ててしまうのであれば、なぜ私たちの国は、これほどまでに多くの弱者を生み出す社会をつくってしまったのだろう。本書の主人公は、中学二年生のときに父親を自殺で失った青年である。

目次

1 特別な日
2 その時
3 残された者
4 父亡き日々
5 つどい
6 もうひとつの共感
7 自死遺児たち
8 もう逃げない
9 痛みを救うもの
10 新たな一歩
エピローグ 回想

著者等紹介

今西乃子[イマニシノリコ]
1965年、大阪府生まれ。海外ホテル勤務、航空会社広報などを経て、児童書のノンフィクションを手がけるようになる。国際理解や人権教育をテーマにした講演で講師もつとめる。主な著書に『ドッグ・シェルター』(第36回日本児童文学者協会新人賞)『国境をこえた子どもたち』(第48回産経児童出版文化賞推薦)がある。幅広い分野で執筆中。日本児童文学者協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

43
自死遺児の物語。主人公は、中学二年生の時に父親を自殺で失った青年。<自殺をするのは、その人が弱い証拠――。多くの人は、まるで他人ごとのようにそう語る。しかし、もし自殺者を弱者という言葉で切り捨ててしまうのであれば、なぜ私たちの国は、これほどまでに多くの弱者を生み出す社会をつくってしまったのだろう/自殺者が多いのは、生き心地が悪いからです。特別な人間が、特別な理由で自殺しているわけではない。我々と同じ日常を生きている人たちが様々な社会問題に追い詰められ、生きる道を閉ざされて自殺している>。子どもに届け! ⇒2021/07/29

28
中学生のときに父親が自殺した少年(青年)の実話。家族、とくに親が自殺するというのは、途方もなく追い込まれると思う。親戚に最近自殺した人がいて、その子供たちはまだ大学生。あの子たちも、こういう気持ちだったのかなぁと考えながら読んだ。親戚にいても尚、他人事だった自殺。自殺は弱い人間だけがするものではないと改めて考えた。2014/05/03

MOCCO

11
(図書館・児童書ノンフィクション)タイトルから思い浮かべるよりも、ずっと重みある一冊。残されたご家族の背負う重みは、到底私なんぞが測り知れる深さではない。重みを背負う方々が、日々、増えているという状況に対し、社会として、出来ることを考えなければいけないということが、ぐっと伝わった。2016/01/20

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

8
またまたブログに書きました。「嫌いな人が死んだら嬉しくないですか?」 https://connectron.love/2015/06/vision/865/2015/06/23

半木 糺

7
本書の他のレビューに「やはり自殺する大人は悪い」や「親の自殺を乗り越えた彼は偉い」等のコメントが散見された。このようなコメントを書いた人間は、一体本書から何を受け取っているというのだろうか。自殺した人たちは弱い人間でもなければ特別でもない。この社会の中で、誰もが自殺するかもしれない、という問題意識の共有こそが大切である。また、本文中にもあるように自死遺族は決して自殺を「乗り越えて」などいない。明日自分が自殺するかもしれない、という認識があって初めて自殺に対する考察は始まるのである。2014/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/440459
  • ご注意事項

最近チェックした商品