目次
序文―文化に対するロシアの人々の並々ならぬ情熱と関心
横山松三郎(1838‐1884)―写真と絵画を融合させた新たな芸術家
ワシーリー・ヴェレシチャーギン(1842‐1904)―画家・軍人・旅人
〓橋天民(不明‐1929)―二人のニコライの先生
三井道郎(1858‐1940)―「ハリストス正教会」三代の重鎮
堀江直造(1870‐1942)―浦潮期徳日本人街の繁栄を牽引した堀江直造の生涯
関餘作(1874‐1960)―ロシア帝国の従軍医・関餘作の生涯
ピョートル・コンチャロフスキー(1876‐1956)―ピョートル・コンチャロフスキーと日本
内藤民治(1885‐1965)―日ソ民間外交の先駆者
竹村浩吉(本名:廣吉)(1883‐1968)―漁業一家に生まれ明治から昭和まで活躍したロシア通〔ほか〕
感想・レビュー
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K
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(2021,319.10)雑誌「種蒔く人」 についての文章を読もうと思って取り寄せ。そしたら、なんというラインナップか!! ここに文章を寄せている親ロシアの人たちは、今、どういう気持ちでいるのだろう、皆がロシアを糾弾している、この今の世を。「戦争という状況下ではお互いに何の憎しみも恨みも持たないのに、国を超えて人間同士が無意味に殺し合うむごたらしさと、庶民が常にその犠牲にされることへの憤怒」を著した黒島伝治、彼に注目した小牧近江。それに対し今の左派は、沈黙している。こんな時こそ存在価値を示すべきときなのに2022/04/28