内容説明
私たちは何を得、何を失い、何処へいこうとするのか。美術館館長である著者が、古今東西の「知」を縦横に駆使しながら21世紀の道標を思索した渾身の論。
目次
1 科学的技術万能「文明のカプセル」
2 客観的で合理的な自然観
3 曖昧で、不合理な自然の真相
4 「感性の自然」と家庭の主婦
5 「心の自然保護」と芸術
6 「自由」と「自然」
7 法律的な「人格」(法人)
8 モンスター(疑似人間)VS人間
9 疑似人間の真性化は可能か
10 本来の企業は悪ではない
11 経済優先の意味するもの
著者等紹介
大島清次[オオシマセイジ]
1924年、宇都宮生まれ。早稲田大学文学部(美術史専攻)卒。パリ国立図書館版画部、栃木県立美術館館長を経て、現在、世田谷美術館館長
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