内容説明
メタンの基礎化学や最先端の触媒変換プロセスの展開や有機金属錯体、ナノ触媒材料、酵素などによるメタンの高度化学変換技術を収録。さらに工業化にむけた最近の開発研究を紹介する。従来技術はできるだけ限定して、メタン化学変換技術のフロンティアにおける最新データーやトピックス技術の解説などを充実した。
目次
第１章 次世代型ＧＴＬ技術と展開（人工ニューラルネットワークによるメタン改質用触媒開発の試み；ＡＧＴＬ法によるイソパラフィン合成 ほか）
第２章 メンブレン反応器など新規プロセスの開発とメタン高度化学変換への応用（高機能酸素透過メンブレン反応器のための混合伝導体の開発とメタン転換への展開；メンブレン反応器によるメタンの革新的化学反応システムの開発 ほか）
第３章 直接メタン化学変換に関する研究開発と実用化展開（メタンの吸蔵および二段階変換による芳香族や含酸素化合物の合成；メタンからベンゼンと水素をつくるＭＴＢ触媒技術と工業化にむけて ほか）
第４章 ケミカルズ合成と応用展開（アルカン選択酸化のための複合酸化物触媒構造と設計；メタンの新しい活性化法とエチレン共存下でのメタン転化反応 ほか）
第５章 未来型メタン化学変換技術の展開（膜結合型メタンモノオキシゲナーゼを利用したメタンからの環境低負荷型メタノール生産技術開発；メタンモノオキシゲナーゼの反応機構と酵素模倣型アルカン選択酸化反応 ほか）
著者等紹介
市川勝［イチカワマサル］
北海道大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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