CMCテクニカルライブラリー
エンジニアリングプラスチックの成形・加工技術

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 410p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784882317296
  • NDC分類 578.46
  • Cコード C3043

出版社内容情報

  執筆者一覧(執筆順)

大柳  康    工学院大学 機械系学科
高野 菊雄    ポリプラスチック(株) テクニカルサービスセンター
岩橋 俊之    (株)新潟鐵工所 機械事業部成形機技術部
       (現) 岩橋応用技術研究所
塚原  裕     東芝機械(株) 化工機営業技術部
後藤 輝正    シャープ(株) 技術本部
大澤 昭二    住友ベークライト(株) 技術本部
田中 勝一    東芝機械(株) 研究所
葛良 忠彦    東洋製罐グループ 綜合研究所
百島 祐忠    コンポジットシステム研究所
松岡 信一    東京大学 工学部 精密機械工学科
          (執筆者の所属は、注記以外は1987年当時のものです。)


  構成および内容

第1章 総 論
1.エンジニアリングプラスチックの開発とその歴史的背景   大柳 康
 1.1 はじめに
 1.2 材料特性概要
 1.3 E.P.の種類と分類
2.エンプラ材料特性概要                  大柳 康
 2.1 高分子構造からみた分類
  2.1.1 熱硬化性材料と熱可塑性材料
  2.1.2 結晶性材料と非晶性材料
  2.1.3 単一重合体と共重合体
  2.1.4 高粘度材料と低粘度材料
 2.2 その他の特性から見た分類
  2.2.1 単一材料と複合材料
  2.2.2 汎用材料と特殊機能材料
  2.2.3 吸水性材料と非吸水性材料
  2.2.4 バージン材料と再生材料
3.材料特性-各論                     高野 菊雄
 3.1 ポリアミド(PA)
 3.2 ポリアセタール(POM)
 3.3 ポリカーボネート(PC)
 3.4 ポリブチレンテレフタレート(PBT)
 3.5 変性ポリフェニレンオキサイド(変性PPO/PPE)
 3.6 ポリフェニレンサルファイド(PPS)
 3.7 ポリサルホン(PSU)
 3.8 ポリエーテルサルホン(PES)
 3.9 ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)
 3.10 ポリアリレート(PAR)
 3.11 ポリエーテルイミド
 3.12 ポリメチルペンテン(TPX)
 3.13 液晶ポリマー
 3.14 フッ素樹脂
4.成形加工特性一般                     大柳 康
 4.1 耐熱性エンジニアリングプラスチックスの流動特性と加工特性
  4.1.1 溶融プラスチックスの一般流動特性
  4.1.2 成形加工の一般特性
  4.1.3 各材の流動特性

第2章 射出成形
1.射出成形プロセスと成形条件                岩橋 俊之
 1.1 射出成形プロセス 
  1.1.1 射出成形加工工程
  1.1.2 射出成形機の基本構成
  1.1.3 射出成形機の主要数値
  1.1.4 射出成形技術と成形機
 1.2 成形条件
  1.2.1 成形収縮率と成形条件
  1.2.2 PVT曲線にしたがった精密射出成形法
  1.2.3 射出圧力と型内圧力
  1.2.4 溶融粘度,流動長
  1.2.5 各種歪について
  1.2.6 各種歪対策と後処理
2.射出成形                         塚原 裕
 2.1 はじめに
 2.2 エンプラ用射出成形機
  2.2.1 型締装置
  2.2.2 製品突出装置
  2.2.3 可塑化装置
  2.2.4 加熱制御
  2.2.5 計量装置
  2.2.6 射出装置
  2.2.7 制御装置
  2.2.8 ベント式射出成形機
 2.3 エンプラ成形例
 2.4 おわりに
3.射出成形のCAE                     後藤 輝正
 3.1 はじめに
 3.2 樹脂流動解析の現状
 3.3 樹脂流動解析の基礎理論
  3.3.1 非圧縮性粘性流体の基礎式
  3.3.2 樹脂流動解析のための仮定と数学的モデル
 3.4 CVMによる樹脂流動解析
  3.4.1 定式化
  3.4.2 計算スキーム
  3.4.3 実験と計算結果
 3.5 樹脂流動解析システムとシュミレーション
  3.5.1 樹脂流動解析システムの構成
  3.5.2 樹脂流動シュミレーションの効果
  3.5.3 樹脂流動解析の実用例
 3.6 おわりに
4.金型内流動解析と材料特性                 大柳 康
 4.1 金型内流動解析と材料特性
  4.1.1 流動基礎理論
  4.1.2 流動解析法
 4.2 射出成形のT-p-v
  4.2.1 T-p-v特性の一般的傾向
  4.2.2 諸特性に及ぼす加圧力効果
  4.2.3 射出成形における容積変化特性
 4.3 精密成形における影響因子について
  4.3.1 精密成形の概要
  4.3.2 材料特性面からみた影響因子
  4.3.3 成形加工面からみた影響因子
  4.3.4 まとめ
 4.4 溶融物性と成形加工
  4.4.1 ダイ内および金型内流動特性
  4.4.2 溶融圧縮特性
 4.5 解析方法
  4.5.1 計算用プログラムについて
  4.5.2 作図プログラムについて
 4.6 解析結果
  4.6.1 解析条件
  4.6.2 結果の表示について

第3章 熱硬化性樹脂の成形                  大澤 昭二
1.はじめに
2.熱硬化性樹脂の種類と成形加工性の特長
 2.1 フェノール樹脂
 2.2 エポキシ樹脂
 2.3 ジアリルフタレート樹脂
 2.4 不飽和ポリエステル樹脂
 2.5 ポリイミド樹脂
 2.6 メラミン樹脂
3.成形加工法の基礎
 3.1 成形材料の流動性と成形加工
 3.2 圧縮成形法
 3.3 トランスファー成形法
 3.4 射出成形法
 3.5 液体成形法
  3.5.1 キャスティング
  3.5.2 液状樹脂による封入成形
  3.5.3 液体射出成形またはRIM成形法
 3.6 流動浸漬法
4.成形加工設備
 4.1 成形機の新しい展開
  4.1.1 高速化
  4.1.2 自動化
  4.1.3 高精度化
  4.1.4 システム化
  4.1.5 特殊化
 4.2 成形機および周辺機器の基礎
  4.2.1 タブレット成形機
  4.2.2 高周波予熱機
  4.2.3 スクリュー予熱機
  4.2.4 成形機
5.おわりに

第4章 押出成型                       田中 勝一
1.はじめに
2.コンパウンディング
 2.1 ポリマーアロイ/ブレンド(PAB)
 2.2 FRTP
 2.3 エンプラコンパウンド用押出機の条件
3.フィルム・シート成形
 3.1 PPS
  3.1.1 押出成形
  3.1.2 フィルム成形
 3.2 CPETシート成形
  3.2.1 CPET押出し
  3.2.2 シート成形
 3.3 PETのベント押出し
4.その他の押出し
 4.1 フェノール樹脂パイプ成形
 4.2 高分子量PE(UHMWPE)の押出し
 4.3 FRTP配向制御押出し
5.各種エンプラ押出条件
6.押出機ハードウェア

第5章 ブロー成形                      葛良 忠彦
1.はじめに
2.ブロー成形技術
 2.1 ダイレクトブロー成形
 2.2 インジェクションブロー成形
 2.3 延伸ブロー成形
 2.4 多層ブロー成形
3.各種エンジニアリングプラスチックのブロー成形
 3.1 ナイロン
 3.2 非晶性ナイロン
 3.3 PET
 3.4 ポリカーボネート
 3.5 ポリアセタール
 3.6 ポリアリレート
 3.7 超高分子量ポリエチレン
 3.8 オレフィン系熱可塑性エラストマー
 3.9 ポリサルホン
 3.10 フッ素樹脂
 3.11 ポリエーテルイミド
 3.12 変性ポリフェニレンオキサイド

第6章 複合材料成形加工                   百島 祐忠
1.エンプラをマトリックスとした複合材料
2.繊維長の長い射出成形の開発
3.スタンピング成形法
4.高性能繊維強化熱可塑性複合材料の成形
 4.1 フィラメントワインディング(FW)法
 4.2 ラミネートプレス法
 4.3 テープレイヤー法
 4.4 プルトルージョン法
 4.5 航空機構造材の成形システム
5.おわりに

第7章 粉末成形                       松岡 信一
1.はじめに
2.成形法のいろいろ
3.粉末加圧成形法の特徴
4.加圧(単軸圧縮)成形
 4.1 粉末の大きさの影響
 4.2 加圧力と加圧速度の影響
 4.3 熱処理による強度上昇
 4.4 機能を発揮する複合材料
 4.5 両押成形の効果
 4.6 実用化への応用
5.CIP(冷間等方圧縮)成形
6.期待される超音波粉末成形
 6.1 最適な成形条件
7.おわりに

第8章 性能データ集                     大柳 康
1.各種材料の分子構造と特徴および留意点
2.現用E.P.の総合的性能比較
 2.1 物理的性質
 2.2 流動特性と成形性
 2.3 機械的性質など

第9章 スーパーエンプラの加工に関する最近の話題       大柳 康
1.はじめに
2.スーパーエンプラの種類と特徴
 2.1 種類と分類
 2.2 材料特性
 2.3 成形加工特性
  2.3.1 べき指数と流速分布相関
  2.3.2 メルトフロントと噴水効果
 2.4 精密成形への適用性
 2.5 樹脂温度特性
3.材料別にみた成形加工特性
 3.1 ポリアミドイミド(PAI),ポリフェニレンサルファイド(PPS)
     およびポリエーテルエーテルケトン(PEEK)の流動性比較
 3.2 PAIとその充てん材混入効果
 3.3 ポエイアミノビスマレイミド(PABI,PABM)のプロトタイプ加工
 3.4 ポリビスマレイミドトリアジン(BT樹脂)
 3.5 オレフィン・ビニルアルコール共重合体(GL樹脂)
 3.6 その他
4.おわりに

索引 

目次

第1章 総論
第2章 射出成形
第3章 熱硬化性樹脂の成形
第4章 押出成形
第5章 ブロー成形
第6章 複合材料成形加工
第7章 粉末成形
第8章 性能データ集
第9章 スーパーエンプラの加工に関する最近の話題

著者等紹介

大柳康[オオヤナギヤスシ]
工学院大学機械系学科
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品