エレクトロニクス材料・技術シリーズ
最新プリンター応用技術

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  • サイズ B5判/ページ数 233p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784882314844
  • NDC分類 548.25
  • Cコード C3054

出版社内容情報

★高速・高画質・小型化等,用途別開発が進むハードコピー出力技術の先端を探る成書!!
★開発最前線で活躍する第一線メーカーの研究者による最新レポート!!


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髙橋恭介 東海大学名誉教授
日高重助 同志社大学 工学部 物質化学工学科 教授
佐藤眞澄 (株)リコー 画像システム事業本部 エンジン開発センター エンジンPF開発室 PF開発2グループ グループリーダー
醒井雅裕 パナソニックコミュニケーションズ(株) デジタルイメージング開発センター 主任技師
片伯部昇 パナソニックコミュニケーションズ(株) デジタルイメージング開発センター チームリーダー
立松英樹 パナソニックコミュニケーションズ(株) デジタルイメージング開発センター 主任技師
志水忠文 パナソニックコミュニケーションズ(株) デジタルイメージングカンパニー 主任技師
小沢義夫 京セラミタ(株) 技術本部 第3統括技術部 部長
北原強 セイコーエプソン(株) IJX開発部 部長
亀井稔人 (株)リコー 戸田技術センター GJ事業部 GJ設計統括部 PM室 室長
青崎耕 富士写真フイルム(株) イメージング&インフォメーション事業本部 プリンター商品開発部 主任技師
沖尚武 ENCAD,Inc. 日本支社 前支社長
大西勝 (株)ミマキエンジニアリング IM開発部 取締役IM開発部長
井上光雄 サカタインクス(株) 事業開発推進本部 印刷総合技術研究所 アシスタントマネージャー
山田昌太郎 サカタインクス(株) 事業開発推進本部 事業開発部
鈴木潤 サカタインクス(株) 事業開発推進本部 印刷総合技術研究所
Yee S. Ng Nexpress Solutions Inc.
Muhammed Aslam Nexpress Solutions Inc.
Thomas Tomb Nexpress Solutions Inc.
Karlhemz Peter Nexpress GmbH
鈴木浩二 コダック(株) ネクスプレス・ソリューションズ
小野田貴 リコープリンティングシステムズ(株) 開発設計本部 システム設計部 部長
藤朝彦 リコープリンティングシステムズ(株) 開発設計本部 主管技師
白川順司 リコープリンティングシステムズ(株) 開発設計本部 主管技師
長谷川倫男 ニップンテクノクラスタ(株) 応用技術部 プロテオミクス/HTSグループ 主任
小口寿彦 森村ケミカル(株) 技術部 技術統括
田中正夫 大日本インキ化学工業(株) 顔料技術本部 本部長
上山雅文 (株)巴川製紙所 研究開発本部 技術研究所 主席研究員
丸田将幸 花王(株) 情報材料事業部 電子写真営業部 技術部長
細矢雅弘 (株)東芝 研究開発センター 技監
伊藤昇 コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株) 機器開発本部 機器第2開発センター 機器第23開発部 マネージャー
内海正雄 三菱製紙(株) 高砂工場 技術部長



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<総論編>

第1章 プリンターの最新動向(髙橋恭介)

1. はじめに
2. オフィスプリンター
3. 超小型プリンター・ケータイプリンター
4. 産業/業務用プリンター

第2章 印刷色の標準ISO/Japan Color(髙橋恭介)

1. 日本のオフセット印刷の色標準

2. 何故印刷色の標準が必要か

3. Japan Colorはどのように決められるのか
3.1 検討委員会の構成は
3.2 制定の手順は
3.3 Japan Colorの内容は
3.4 Japan Colorの利用,運用は

第3章 電子写真機器開発におけるシミュレーション技術(日高重助)

1. はじめに

2. 粒子要素法シミュレーション
2.1 粒子要素法の基礎的考え方
2.2 電磁場内での粒子間相互作用力の表現
2.3 帯電トナー粒子に作用する静電気的相互作用力

3. 電子写真プロセスのシミュレーション例
3.1 粉体トナー粒子帯電挙動のシミュレーション
3.2 非磁性一成分現像システムにおけるトナー流動挙動
3.3 二成分現像システムにおける磁気ブラシの形成挙動
3.4 トナー粒子のクリーニング

<オフィスプリンター編>

第1章 IPSiO Colorレーザープリンタ(佐藤眞澄)

1. はじめに

2. 製品概要

3. 主な特徴と主要搭載技術
3.1 高速・省スペース・低コスト化
3.1.1 作像レイアウト
3.1.2 小型レーザービーム書込み光学系
3.2 アプライアンス性
3.2.1 粉体ポンプによるトナー搬送方式
3.2.2 ベルト定着方式
3.3 画質の安定化と高信頼性
3.3.1 自動位置合わせ制御
3.3.2 小径ビーム2値書込みプロセス
3.3.3 高耐久感光体ユニット

4. おわりに

第2章 WORKiOレーザープリンタ(醒井雅裕,片伯部昇,立松英樹,志水忠文)

1. はじめに

2. WORKiO CL500の特徴

3. プリンタエンジンの構成概要

4. IH定着技術の概要
4.1 定着器の基本構成
4.2 定着器の低熱容量化

5. 主要部品と要素技術
5.1 定着ベルト
5.2 IHコイル部
5.3 外部加熱技術
5.4 EMC(Electro Magnetic Compatibility)制御技術
5.5 発熱分布制御技術

6. おわりに

第3章 KMC LEDプリンタ(小沢義夫)

1. はじめに

2. 本体仕様と断面構成

3. LEDヘッド
3.1 小型化とダイナミックドライブ方式
3.2 LEDプリントヘッドの補正技術

4. 高耐久単層OPCドラム
4.1 高耐久感光体ドラム
4.2 正帯電単層OPCドラムの耐摩耗性

5. タッチダウン現像
5.1 タッチダウン現像法の歴史
5.2 FS-C5016の現像器の構成
5.3 タッチダウン現像の制御
5.4 ゴースト対策

6. タンデム中間転写方式
6.1 弾性ベルトの構成
6.2 弾性ベルトによる高画質化
6.3 多様なメディアに対応

7. おわりに

第4章 MACHJETインクジェットプリンタ(北原強)

1. はじめに

2. MACHの高性能化の推移

3. 新開発MACH方式のヘッド構造
3.1 MLPタイプの構造
3.2 MLChipsタイプの構造

4. メニスカス制御技術
4.1 微小インク滴の形成技術
4.2 インク滴変調技術
4.3 応答周波数の向上技術

5. おわりに

第5章 GELJETプリンタ(亀井稔人)

1. はじめに

2. GELJETテクノロジー
2.1 GELJETビスカインク
2.2 GELJETワイドヘッド
2.2.1 ヘッドの構造
2.2.2 駆動制御技術
2.3 GELJET BTシステム
2.4 画像処理
2.4.1 レベルカラー印刷
2.4.2 中間調ディザマトリックス

3. おわりに

<携帯・業務用プリンター編>

第1章 カメラ付き携帯電話用プリンターNP-1(青崎耕)

1. はじめに
2. 基本コンセプト
3. 特長
4. 操作
5. プリント原理
6. インターフェース
7. カメラ付き携帯の画像
8. アプリケーションソフト
9. おわりに

第2章 大型インクジェットプリンター(沖尚武)

1. はじめに
2. 水性インクジェットプリンターの出荷記録および予測
3. NJ1000iプリンターの概要
4. Quantum Printhead(Cartridge)
5. IMT:Intelligent Mask Technolog:インテリジェントマスクテクノロジー
6. Quantum Qi Dye & Qi Pigment Ink:クァンタムQi染料インクおよびクァンタムQi顔料インク
7. インク供給システム
8. 瞬間蒸発乾燥システム:Rapid Evaporation Drying System
9. RIP ソフトウエア
10. 支援ソフト:Software Suites
11. Kodakワイドフォーマットインクジェットメディア
12. コダックメディア製品品質保証システム

第3章 ソルベントインクジェットプリンタ(大西勝)

1. はじめに

2. 印刷インクとインクジェットインクの比較
2.1 構成成分と物性値の比較
2.2 インクジェットインクの性質とプリント特性

3. インクジェットインクと特長
3.1 定着プロセスの違い

4. ワイドフォーマットソルベントインクジェットプリンタの開発
4.1 屋外ワイドフォーマットインクジェットプリンタにおける要求

5. 屋外用ソルベントインクプリンタの開発課題と開発した技術
5.1 ワイドフォーマットインクジェットプリンタJV3
5.2 インクの開発
5.2.1 インクの定着までの問題
5.3 プリンタシステムの開発
5.3.1 プリントヒーターの設置と役割
5.3.2 ヒーター制御
5.4 ソルベントインクプリントの色再現特性
5.5 ソルベントインクワイドフォーマットプリンタの使用例

6. 一層のメディアフリーを目指して
6.1 UVインクの問題点

<オンデマンド印刷機編>

第1章 XEIKONカラー印刷機(井上光雄)

1. はじめに

2. プリントエンジンの機構
2.1 ロール給紙方式
2.2 One-Pass- DuplexTM
2.3 印刷ユニット
2.4 ザイコンが採用する技術
2.4.1 LEDアレイ
2.4.2 ドライトナー(粉体トナー)
2.4.3 グレイレベルと画像
2.4.4 GEM(Gross Enhancement Module 光沢強調モジュール)
2.4.5 プロセス制御

3. コントローラー
3.1 アーキテクチャー
3.2 データ入力から印刷までのフロー

4. おわりに

第2章 Oce CPS700(山田昌太郎,鈴木潤)

1. はじめに~Oce(オセ)社について~

2. Oce CPS700について
2.1  Oce CPS700の開発
2.2  Oce CPS700の特徴

3. イメージプロセス
3.1 給紙
3.2 プレヒート
3.3 現像
3.4 転写
3.5 クリーニング
3.6 ポストフューザー
3.7 用紙搬送
3.8 排出
3.9 スキャナ

4. その他
4.1 コントローラ
4.2 トナー
4.3 プリント可能用紙

5. おわりに

第3章 Kodak NexPressデジタルプロダクション印刷テクノロジー(YeeS.Ng,MuhammedAslam,ThomasTomb,KarlhemzPeter,訳:鈴木浩二)

1. はじめに

2. 用紙のハンドリングと見当調整(BICとMIC)
2.1 基本イントラックキャリブレーション(BIC)
2.2 メディアイントラックキャリブレーション(MIC)

3. 画像形成

4. 転写
4.1 ICからBCへの転写
4.2 BCからメディアへの転送

5. 画像定着

6. ドライインキと第5イメージングユニットソリューション

第4章 デジタルドキュメントパブリッシャー(DDP)(小野田貴,藤朝彦,白川順司)

1. 製品概要

2. 印刷原理
2.1 装置構成
2.2 印刷プロセス

3. 印刷業界から要求される機能
3.1 印刷位置合わせ
3.2 重送検知
3.3 処理性能
3.4 後処理装置

4. DDPの使用例
4.1 モノクロプリンターとしての使用例
4.1.1 多彩なアウトプットオプションによるペーパーハンドリング
4.1.2 「マイクロプレス」との接続
4.2 スポットカラー機としての使用例

5. 印刷運用管理ソフトウェア「PrintEasy」
5.1 アーカイブによる繰り返し印刷
5.2 分散印刷
5.3 代替印刷

6. プリンターの課題と今後の方向
6.1 各種用紙対応
6.2 高精細画像化対応

<ファインパターン技術編>

第1章 インクジェット分注技術(長谷川倫男)

1. はじめに
2. インクジェット分注
3. HTS分野における利用
4. 診断薬分野における利用
5. DNAチップ・プロテインチップ製造分野における利用
6. おわりに

第2章 高精細導電回路形成(小口寿彦)

1. 高精細回路形成技術の現状

2. 高精細技術の分類

3. 各種の高精細導電回路形成
3.1 電子写真法
3.2 Electrophoretic Deposition法(EPD法)
3.3 インクジェット法
3.4 レーザーによるパターニング

4. 将来展望

<材料・ケミカルスと記録媒体編>

第1章 インクジェットインク(田中正夫)

1. はじめに

2. インクジェット用染料とその課題

3. インクジェット用色材としての顔料
3.1 顔料の一般的特徴と課題
3.2 インクジェット用顔料の課題

4. 顔料のマイクロカプセル化とインクジェットへの応用
4.1 顔料表面修飾技術としてのマイクロカプセル化
4.2 マイクロカプセル化の手法
4.3 マイクロカプセル化顔料の特徴
4.3.1 分散性,分散安定性
4.3.2 耐溶剤性
4.4 マイクロカプセル化顔料を用いたインクジェットの特徴
4.4.1 定着性:耐水性,耐擦過性,耐マーカー性
4.4.2 光沢:平滑性

5. おわりに

第2章 重合トナー(上山雅文)

1.はじめに

2. 重合トナー/化学製法トナーとは

3. 重合法/化学製法の実際
3.1 懸濁重合法
3.2 乳化重合法
3.3 溶解懸濁法

4. 重合トナーの特性
4.1 形状,表面性
4.2 顔料の分散状態
4.3 粒子径
4.4 トナー特性

5. 重合トナーの今後

第3章 粉砕トナー(丸田将幸)

1. はじめに

2. 粉砕トナーの材料設計
2.1 バインダー樹脂
2.2 着色剤
2.3 帯電制御剤
2.4 ワックス
2.5 外添剤

3. 粉砕トナーの製造方法

4. 粉砕トナーの開発動向
4.1 黒トナーの低温定着化
4.2 カラートナー
4.3 環境対応

5. おわりに

第4章 液体トナー(細矢雅弘)

1. 液体トナーの特徴と乾式トナーとの比較

2. 液体トナーの構成
2.1 キャリア溶媒
2.2 バインダー樹脂
2.3 顔料
2.4 電荷供与剤

3. 液体トナーの帯電機構

4. 液体トナーと液体現像の最新技術
4.1 ファイバー状突起を有する液体トナー
4.2 マクロモノマー法によるグラフトポリマーを用いた液体トナー
4.3 不揮発性シリコーン溶媒を用いた高濃度・高粘性液体トナー

5. おわりに

第5章 キャリア(伊藤昇)

1. はじめに

2. キャリアの種類
2.1 鉄粉キャリア
2.2 フェライトキャリア
2.3 マゲネタイトキャリア
2.4 磁性粉分散型キャリア
2.4.1 帯電性制御
2.4.2 磁気力制御
2.4.3 粒径力制御

3. おわりに

第6章 情報用紙の技術動向(内海正雄)

1. 電子写真用紙の技術開発動向
1.1 技術開発の経緯
1.1.1 複写機内での走行性の確保
1.1.2 トナーの転写性
1.1.3 トナーの定着性
1.2 今後の課題
1.2.1 共用紙化
1.2.2 古紙の活用
1.2.3 カラー対応

2. インクジェット用紙(IJ用紙)の技術開発動向
2.1 市場の概要
2.2 技術開発の動向
2.2.1 RC光沢紙(マイクロポーラスタイプ)
2.2.2 RC光沢紙(ポリマータイプ)
2.2.3 キャスト光沢紙
2.2.4 マットコート紙
2.2.5 ノンコート紙(普通紙)
2.3 今後の課題
2.3.1 水性顔料インクへの対応
2.3.2 油性顔料インクへの対応

3. 感熱記録用紙の技術開発動向
3.1 高感度化
3.2 高保存性
3.3 プリンタ走行性
3.4 その他

4. 昇華熱転写用紙の技術開発動向
4.1 技術開発の経緯
4.1.1 受像層の設計
4.1.2 基材の設計
4.2 今後の課題
4.2.1 キレート形成反応の利用
4.2.2 保護層の設置

目次

総論編
オフィスプリンター編
携帯・業務用プリンター編
オンデマンド印刷機編
ファインパターン技術編
材料・ケミカルスと記録媒体編

著者等紹介

高橋恭介[タカハシヤススケ]
東海大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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