精密高分子技術

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  • サイズ B5判/ページ数 445p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784882314493
  • Cコード C3043

出版社内容情報

★高分子ナノテクノロジー技術の集大成!!
★ナノ界面をはじめ高次構造をナノレベルで観察解析する技術,プロセスにおける構造制御技術,特性評価技術,およびこれらの高次構造を実現する高分子の一次構造制御技術などの開発研究の全てを網羅した成書!!


 【はじめに】

 将来のフロンティアを切り拓く技術の研究開発(革新的・基盤的技術の涵養)に位置づけられる技術領域として経済産業省によりプログラム化され,新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下,「NEDO」という)が研究開発の運営管理を行う「ナノテクノロジープログラム」のうち,ナノマテリアル・プロセス技術の一環として平成13年度から開始された「精密高分子技術プロジェクト」には,一次構造制御技術,三次元構造制御技術,表面・界面構造制御技術,材料形成技術,材料評価技術の5つの技術領域に亘る研究開発が進められている。このプロジェクトではまた,これら5つの技術領域の相互の連携とともに,これらの技術を総合的に捉え,体系化を図ることが企図されている。
 上記プロジェクトは(財)化学技術戦略推進機構の管理下に8大学,23企業が参加し,(独)産業技術総合研究所と(財)化学技術戦略推進機構とが共同研究の形で受託する産学官の協力体制下に7年間のプロジェクトとして取り組まれている。
本書は上記のプロジェクトにおける体系化の取り組みの一環として,プロジェクトに参加している研究者の研究成果を中心として,関連分野の最近の技術動向等を取りまとめて,平成14年秋からおよそ一年間に亘って「機能材料」誌(シーエムシー出版社刊)に特集として掲載されてきた内容を基にして作成・刊行の運びとなったものである。
 この間,上記の5つの技術領域に亘る実質的な技術と材料の研究開発と指導を担う大学の先生方を始め,企業等の研究者の協力によって本書の執筆が進められた。これらの研究者の方々や本プロジェクトに係る化学技術戦略推進機構,NEDOならびに経済産業省の関係者の方々に大変お世話になった。また,シーエムシー出版の田中さんを始め関係者に無理なスケジュールの中,原稿の整理・編集等出版の準備を進めて戴いた。皆様に厚く感謝申し上げる次第である。
 本書が,上記の趣旨に添い,関連分野の研究開発に携わる方や関連諸産業の技術者の方に少しでも参考になり,技術や産業の活性化に繋がることを念じるとともに,これを基礎として,さらに高度な知的媒体が誕生することを願い,刊行の言葉に代えさせて戴く。

2004年3月
                            精密高分子技術プロジェクト プロジェクトリーダー
               (独)産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター センター長
                                                    中濱 精一


 【執筆者一覧(執筆順)】

中浜精一   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター センター長
野瀬卓平   東京工芸大学 工学部 応用化学科 教授
西  敏夫   東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 教授
         ;東京工業大学大学院 理工学研究科 教授
西川幸宏   京都工芸繊維大学 繊維学部 高分子学科 助手
陣内浩司   京都工芸繊維大学 繊維学部 高分子学科 講師
古河弘光   日本電子システムテクノロジー(株) 技術部 部長
成瀬幹夫   日本電子(株) 電子光学機器技術本部 副本部長 第一グループ長
池原飛之   東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 助手
澄川清志   (株)日鉄エレックス 制御システム事業部 FAエンジニアリング部
         FAエンジニアリンググループ
安藤  勲   東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 教授
横田里美   東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻
佐々木暁嗣  東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻
小泉  聡   東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻
山根祐治   東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻
木村英昭   東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 JSPS特別研究員
黒木重樹   東京工業大学大学院 理工学研究科 物質科学専攻 助手
小村元憲   東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 博士後期課程2年
田窪健二   (財)化学技術戦略推進機構 精密高分子技術集中共同研究体
三好利一   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター
         高次構造制御チーム 研究員
海藤  彰   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター
         高次構造制御チーム チームリーダー
井上  隆   山形大学 工学部 機能高分子工学科 教授
小森研司   (財)化学技術戦略推進機構 精密高分子技術集中共同研究体 研究員
杉田敬祐   (財)化学技術戦略推進機構 精密高分子技術集中共同研究体 研究員
岩倉哲郎   (財)化学技術戦略推進機構 精密高分子技術集中共同研究体 研究員
岡本正巳   豊田工業大学大学院 工学研究科 極限材料専攻 講師
清水 博    産業技術総合研究所 高分子基板技術研究センター 成形加工研究子チーム
         チーム長 主任研究員
梶山千里   九州大学 総長
高原  淳   九州大学 先導物質化学研究所 教授
早川晃鏡   産業技術総合研究所 高分子基板技術研究センター 多相系高分子チーム 研究員
田中敬二   九州大学大学院 工学研究院 応用化学部門 助手
川口大輔   九州大学大学院 工学研究院 応用化学部門
疋田真也   (財)化学技術戦略推進機構 研究開発事業部 研究員
中村哲也   日本油脂(株) 化成品研究所 グループリーダー
赤堀敬一   (財)化学技術戦略推進機構 精密高分子技術集中共同研究体研究員
村瀬浩貴   東洋紡績(株) 高分子研究所 加工研究ラボ グループリーダー
泉  隆夫   (財)化学技術戦略推進機構 研究開発事業部 研究員
成田量一   (株)デンソー 材料技術部 室長
堀内  伸   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター 多相系高分子チーム
         主任研究員
高橋善和   (株)アルバック 筑波超材料研究所 有機材料部 部長
野島修一   東京工業大学大学院 理工学研究科 有機・高分子物質専攻 助教授
横山英明   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター 主任研究員
斎藤  拓   東京農工大学 工学部 有機材料化学科 助教授
小畠拓士   (財)化学技術戦略推進機構 精密高分子技術集中共同研究体研究員
五十嵐一郎  日本ゼオン(株) 基盤技術研究所 所長
畑中知幸   (財)化学技術戦略推進機構 精密高分子技術集中共同研究体 研究員
川本尚史   旭電化工業(株) 樹脂添加剤開発研究所 添加剤研究室 主任研究員
飛田悦男   旭電化工業(株) 樹脂添加剤開発研究所 添加剤研究室 室長
三浦俊明   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター 主任研究員
飛田雅之   ポリマテック(株) 研究開発本部 常務取締役 研究開発本部長
鞠谷雄士   東京工業大学大学院 理工学研究科 有機・高分子物質専攻 教授
船津義嗣   (財)化学技術戦略推進機構 研究開発事業部 研究員
黒田明義   山形大学大学院 ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー 講師
清  雅樹   (財)化学技術戦略推進機構 研究開発事業部 研究員
小山清人   山形大学 工学部 機能高分子工学科 教授
千塚健史   (財)化学技術戦略推進機構 研究開発事業部 研究員
西村浩和   (財)化学技術戦略推進機構 研究開発事業部 研究員
大越  豊   信州大学 繊維学部 繊維システム工学科 助教授
小島潤一   (財)化学技術戦略推進機構 研究開発事業部 主任研究員
櫻井伸一   京都工芸繊維大学 繊維学部 高分子学科 助教授
塩谷正俊   東京工業大学大学院 理工学研究科 有機・高分子物質専攻 助教授
澤本光男   京都大学大学院 工学研究科 高分子化学専攻 教授
上田  充   東京工業大学大学院 理工学研究科 有機・高分子物質専攻 教授
岡本佳男   名古屋大学大学院 工学研究科 応用化学専攻 教授
磯部  豊   名古屋大学大学院 工学研究科;日本学術振興会 特別研究員
塩野  毅   東京工業大学 資源化学研究所 助教授
芝崎祐ニ   東京工業大学大学院 理工学研究科 有機・高分子物質専攻 助手
小林四郎   京都大学 工学研究科 材料化学専攻 教授
宇山  浩   京都大学 工学研究科 材料化学専攻 助教授
竹内和彦   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター 総合研究員
杉山順一   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター 高分子合成研究チーム
         チーム長
奥山健一   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター
         ;東京工業大学大学院 理工学研究科 有機・高分子物質専攻
長畑律子   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター 高分子合成研究チーム
         研究員
小島  弦   産業技術総合研究所 高分子基盤技術研究センター 副センター長
                                   (所属・肩書は執筆当時のものです)


 【構成および内容】

序章 精密高分子技術の体系化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1   中浜精一

展望 高分子の階層的構造の制御 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
    -「精密高分子技術」プロジェクトに寄せて-             野瀬卓平

第1章 高分子ナノ計測
 1.総 論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7   西 敏夫
  1.1 はじめに
  1.2 高分子ナノ計測
 2.元素識別型3次元電子顕微鏡の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・12   西川幸宏,陣内浩司,古河弘光,成瀬幹夫
  2.1 はじめに
  2.2 元素識別型3次元電子顕微鏡装置と3次元再構成法
   2.2.1 3次元再構成の原理(CTアルゴリズム)
   2.2.2 元素識別法について(Ωフィルター)
   2.2.3 ハードウェア
   2.2.4 元素識別型3次元電子顕微鏡がクリアすべき課題
  2.3 応用例
  2.4 元素識別型3次元電子顕微鏡の可能性
 3.共焦点レーザースキャン顕微鏡の活用 ・・・・・・・・・・・・・・・23   池原飛之,西 敏夫
  3.1 はじめに
  3.2 共焦点レーザースキャン顕微鏡(CLSM)
  3.3 CLSMのソフトマテリアルへの適用
   3.3.1 消光リングを示す球晶
   3.3.2 相互侵入球晶
  3.4 おわりに
 4.高分解能X線顕微鏡の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・31   陣内浩司,澄川清志
  4.1 はじめに
  4.2 3次元X線顕微鏡
   4.2.1 空間分解能と解像度
   4.2.2 高拡大率X線CT装置の本体部基本構成と機械精度
  4.3  3次元X線顕微鏡による高分子材料の観察例
  4.4 今後の改良点について
 5.高分解能3次元NMR顕微鏡の開発と応用 ・・・・・・・・・・・・41
                 安藤 勲,横田里美,佐々木暁嗣,小泉 聡,山根祐治,木村英昭,黒木重樹
  5.1 はじめに
  5.2 NMR顕微鏡の基礎と技術
  5.3 NMR顕微鏡の応用
   5.3.1 高分子ゲルの中の金属イオンの空間分布の画像化
   5.3.2 電場印加によるハイドロ高分子ゲルの収縮過程の画像化
   5.3.3  3次元NMR顕微鏡の高分子系への応用
  5.4 終わりに
 6.分子力学物性計測  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53   小村元憲,池原飛之,西 敏夫
  6.1 はじめに
  6.2 高分子ブレンドのナノ力学物性
   6.2.1 フォースカーブ測定
   6.2.2 フリクションループ測定
  6.3 単一高分子鎖のナノレオロジー
   6.3.1 単一高分子鎖の伸張
   6.3.2 単一高分子鎖の正弦波力学応答
  6.4 おわりに
 7.近接場顕微ラマン分光装置の開発 ・・・・・・・・・・・・・・・・63    田窪健二
  7.1 はじめに
  7.2 NSOMの各種方式
  7.3 各種ナノスペクトロスコピー
  7.4 散乱型ラマンNSOM
  7.5 今後の展開
  7.6 散乱型ラマンNSOMへの期待
 8.スピン拡散NMRの応用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・70   三好利一,海藤 彰
  8.1 スピン拡散
  8.2 測定方法
   8.2.1 Goldman-Shen法
   8.2.2 H-C Wide-Line Separatin NMR
   8.2.3 H-H高分解能2次元交換NMR
   8.2.4 HChemical Shift Fiter
   8.2.5 スピン-格子緩和時間(T1H T1pH)
  8.3 おわりに

第2章  高分子ナノ加工
 1.総 論  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・79   井上 隆
  1.1 はじめに
  1.2 せん断場依存型相溶解・相分解
  1.3 反応誘起型相分解
  1.4 リアクティブプロセシング
  1.5 無機/有機ナノコンポジット
  1.6 おわりに
 2.リアクティブブレンドによるナノ構造制御 ・・・・・・・・・・・・・83   小森研司
  2.1 はじめに
  2.2 リアクティブブレンドによる微分散化
  2.3 リアクティブブレンドと材料特性
  2.4 構造制御技術
   2.4.1 混練条件と分散粒子径
   2.4.2 ナイロン/PPOアロイ
   2.4.3 分子鎖の引き抜きによるナノ粒子形成
   2.4.4 グラフト共重合体のin situ重合
   2.4.5 高L/D押出機利用によるナノ構造制御
  2.5 おわりに
 3.動的架橋:熱可塑性エラストマーのナノ構造制御 ・・・・・94    杉田敬祐
  3.1 はじめに
  3.2 動的架橋TPEの特徴
   3.2.1 構造
   3.2.2 基本的性質
  3.3 ナノ構造制御による動的架橋TPEの高性能化・高機能化
   3.3.1 架橋ゴム分散相の粒径制御
   3.3.2 動的架橋TPE/フィラー複合材料のナノ構造制御
  3.4 おわりに
 4.反応誘起型相分解による熱硬化系アロイの構造制御・・・102    岩倉哲郎
  4.1 はじめに
  4.2 スピノーダル分解
  4.3 反応で誘起される相分解
  4.4.反応誘起型相分解によるナノへのアプローチ
  4.5 拘束空間における反応誘起型相分解とエレクトロニクス分野
  4.6 おわりに
 5.成形加工におけるクレイ粒子のナノ分散制御 ・・・・・・・・110    岡本正巳
  5.1 はじめに
  5.2 ナノ構造制御
   5.2.1 層間挿入
   5.2.2 端面結合の制御
  5.3 溶融レオロジーと自己集合組織化
   5.3.1 溶融粘弾性
   5.3.2 伸長流動挙動
  5.4 成形加工への展開
  5.5 発泡体力学特性
  5.6 おわりに
 6.特殊場利用構造制御と成形加工 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・122    清水 博
  6.1 はじめに
  6.2 主要な高次構造制御プロセスと場との関係
  6.3 高分子混合系の相溶性と相図
   6.3.1 高分子混合系の相溶性
   6.3.2 高分子混合系の相挙動解析
  6.4 高せん断・高圧場下の相挙動解析
   6.4.1 非相溶系高分子ブレンド系における分散相のサイズ
   6.4.2 高せん断・高圧場下の相挙動解析
  6.5 高せん断成形加工
  6.6 おわりに

第3章  高分子ナノ表面・界面構造制御
 1.総 論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・137    梶山千里,高原 淳
  1.1 はじめに
  1.2 高分子固体の表面構造
   1.2.1 非晶性高分子
   1.2.3 ブロック共重合体
   1.2.4 結晶性高分子
  1.3 高分子固体表面のダイナミクス
  1.4 おわりに
 2.ブロック共重合体薄膜の階層構造 ・・・・・・・・・・・・・・・・145    早川晃鏡
  2.1 はじめに
  2.2 新しい自己組織性ブロック共重合体
  2.3 分子設計と合成
  2.4 薄膜作製と構造解析
  2.5 おわりに
 3.高分子混合物表面における化学組成制御 ・・・・・・・・・・155    田中敬二,川口大輔,高原 淳,梶山千里
  3.1 はじめに
  3.2 分子量の効果
  3.3 表面エネルギーの効果
  3.4 末端基の効果
  3.5 おわりに
 4.表面ナノ凝集構造制御による撥水・撥油表面の構築 ・・・168
                        疋田真也,中村哲也,田中敬二,高原 淳, 梶山千里
  4.1 はじめに
  4.2 パーフルオロアルキルセグメントを有するブロック共重合体の合成
  4.3 フッ素系のブロック共重合体のバルク凝集構造解析
  4.4 フッ素系ブロック共重合体の表面凝集構造解析及び撥水・撥油特性
  4.5 おわりに
 5.高分子固体膜表面における熱・力学物性の評価とその制御 ・・・177
                         赤堀敬一,村瀬浩貴,田中敬二,高原 淳,梶山千里
  5.1 はじめに
  5.2 測定方法
   5.2.1 走査粘弾性顕微鏡
   5.2.2 水平力顕微鏡
  5.3 高分子表面の力学物性
   5.3.1 表面力学物性のモデル解析
   5.3.2 表面力学物性の分子量依存性
  5.4 高分子表面のガラス転移温度
  5.5 おわりに
 6.高分子表面の接着性へ及ぼすプレアニーリング効果 ・・・・・187
                          泉 隆夫,成田量一,田中敬二,高原 淳,梶山千里
  6.1 はじめに
  6.2 市販材PBTの表面凝集構造とその接着性
  6.3 純PBTのプレアニーリング処理による表面凝集構造変化
  6.4 プレアニーリング処理による純PBTの接着破壊深さ変化
  6.5 純PBTとエポキシ接着剤の界面構造
  6.6 おわりに
 7.エネルギーフィルター電子顕微鏡による高分子材料のナノ構造制御 ・・・197   堀内 伸
  7.1 はじめに
  7.2 原理
   7.2.院‥纏劵┘優襯?ー損失分光と電子分光結像法
   7.2.2 元素マッピングおよびImageEELS
   7.2.3 化学結合の可視化
  7.3 高分子接着界面の解析
  7.4 おわりに
 8.蒸着重合による表面構造制御 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・209   高橋善和
  8.1 蒸着重合
  8.2 複雑形状表面への均一被覆技術
  8.3 成膜事例(抗菌性ポリイミド膜)
  8.4 将来展望

第4章 高分子ナノ3次元構造制御技術
 1.総論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・217    野島修一
  1.1 はじめに
  1.2 高分子材料中で作用する構造形成因子
  1.3 構造形成因子の複合化
  1.4 高次構造の制御法
   1.4.1 結晶化と液-液相分離の複合効果による3次元構造制御
   1.4.2 結晶化とミクロ相分離の複合効果による3次元構造制御
  1.5 おわりに
 2.ブロック・グラフト共重合体のミクロ相分離による3次元構造制御・・・224    横山英明
  2.1 はじめに
  2.2 ブロック共重合体のミクロ相分離
  2.3 表面・界面での影響
  2.4 構造形成の速度
  2.5 今後期待される外傷による制御
 3.超臨界法を利用した液々相分離による3次元構造制御・・・・232    斎藤 拓
  3.1 はじめに
  3.2 超臨界法について
  3.3 スピノーダル分解と連結多孔化
  3.4 高分子/二酸化炭素系の相図
  3.5 多孔構造と光反射性
  3.6 結晶の多孔加化
  3.7 不融高分子の多孔化
  3.8 微細多孔化
  3.9 おわりに
 4.配向結晶化による3次元構造制御 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・241    海藤 彰
  4.1 はじめに
  4.2 相溶系ポリマーブレンドの配向結晶化
  4.3 配向した多相系高分子における配向結晶化
  4.4 ブロック共重合体のミクロ相分離構造内部における結晶化
  4.5 おわりに
 5.結晶性鎖を含むブロック共重合体の3次元構造制御 ・・・・・250    小畠拓士,五十嵐一郎,野島修一
  5.1 はじめに
  5.2 結晶性-非晶性ブロック共重合体の3次元構造と制御
   5.2.1 PE含むブロック共重合体
   5.2.2 PCLを含むブロック共重合体
   5.2.3 PEOを含むブロック共重合体
  5.3 結晶性-結晶性ブロック共重合体の3次元構造と制御
   5.3.1 融点が離れているブロック共重合体
   5.3.2 融点が近い結晶性-結晶性ブロック共重合体
  5.4 おわりに
 6.造核剤による結晶性高分子の3次元構造制御 ・・・・・・・・・259     畑中知幸,川本尚史,飛田悦男,野島修一
  6.1 はじめに
  6.2 造核剤による結晶性高分子の結晶化
  6.3 PPへの造核剤の添加効果
  6.4 各種造核剤の性能
  6.5 おわりに
 7.計算機シミュレーションによる3次元構造の予測 ・・・・・・・・267     三浦俊明
  7.1 はじめに
  7.2 高分子におけるシミュレーション手法の原理と特徴
  7.3 結晶化に伴う3次元秩序構造形成過程のシミュレーション
  7.4 おわりに
 8.磁場による高分子の配向制御 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・276     飛田雅之
  8.1 はじめに
  8.2 詳細内容
   8.2.1 加熱溶融系の磁場配向
   8.2.2 高分子溶液系の磁場配向
   8.2.3 液晶性エポキシの磁場熱硬化反応
  8.3 おわりに

第5章 繊維ナノ構造制御
 1.総 論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・285    鞠谷雄士
  1.1 はじめに
  1.2 繊維の製造法にかかわる検討
   1.2.1 溶融構造制御の手法
   1.2.2 絡み合い構造の制御性の検証
   1.2.3 分子量制御
   1.2.4 延伸・熱処理
   1.2.5 超臨界二酸化炭素の利用
  1.3 評価・解析技術
   1.3.1 繊維構造形成機構の解明
   1.3.2 繊維破断機構の解明
  1.4 おわりに
 2.溶融構造制御による高強度化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・292     船津義嗣,鞠谷雄士
  2.1 はじめに
  2.2 溶融体がもつ絡み合い構造
  2.3 絡み合い構造の制御手法
  2.4 PETの絡み合い構造
  2.5 PETの絡み合い構造の特徴
  2.6 PET溶融紡糸における溶融構造制御の可能性
  2.7 おわりに
 3.絡み合い変化のモデル化と数値解析 ・・・・・・・・・・・・・・・・306     黒田明義,清 雅樹,小山清人
  3.1 高分子材料の粘弾性特性
  3.2 高分子科学におけるシミュレーション技術
   3.2.1 粗視化分子動力学法:COGNAC
   3.2.2 絡み合い構造シミュレーション:PASTA
   3.2.3 動的平均場シミュレーション:SUSHI
   3.2.4 分散構造シミュレーション:MUFFIN
  3.3 絡み合い構造の制御計算例
   3.3.1 PASTAによる絡み合い構造計算
   3.2.2 NAPLESによる絡み合い構造計算
  3.4 おわりに
 4.分子量制御による繊維の高強度化 ・・・・・・・・・・・・・・・・・318     千塚健史
  4.1 はじめに
  4.2 超高分子量化技術
   4.2.1 微細粒子状固相重合
   4.2.2 多孔質体固相重合
   4.2.3 熱媒膨潤重合
   4.2.4 熱媒膨潤重合+固相重合
  4.3 超高分子量樹脂を用いた高強度繊維の開発
   4.3.1 溶融紡糸法
   4.3.2 可塑化紡糸
   4.3.3 溶液紡糸
  4.4 分子量分布制御による高強度化
  4.5 おわりに
 5.PET繊維高強度化における超臨界二酸化炭素利用の可能性 ・・・329   西村浩和
  5.1 はじめに
  5.2 超臨界二酸化炭素によるPET重合
  5.3 超臨界二酸化炭素による押出し
  5.4 超臨界二酸化炭素中での紡糸
  5.5 超臨界中での延伸
  5.6 おわりに-超臨界中での紡糸の問題点-
 6.レーザー加熱延伸 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・338     大越 豊
  6.1 はじめに
  6.2 レーザー加熱延伸の原理
  6.3 レーザー加熱延伸による高速・高精度On-line測定
  6.4 レーザー加熱延伸による高倍率流動延伸と極細繊維・高強度繊維の作製
 7.放射光による繊維構造解析           小島潤一,櫻井伸一,鞠谷雄士
  7.1 はじめに
  7.2 シンクロトロン放射光
  7.3 放射光X線を利用した繊維構造解析
   7.3.1 溶融紡糸過程のオンライン測定
   7.3.2 延伸過程のオンライン計測
   7.3.3 マイクロビームX線を使用した解析
  7.4 おわりに
 8.繊維の破断要因解析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・350    塩谷正俊
  8.1 はじめに
  8.2 欠陥量の推定
  8.3 欠陥サイズの推定
  8.4 速度論的解釈
  8.5 ポリエステル繊維の欠陥
  8.6 おわりに

第6章 高分子一次構造制御
 1.総 論  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・375    澤本光男,上田 充
  1.1 付加重合
  1.2 縮合重合
  1.3 酵素関連重合
 2.ラジカル重合における立体制御 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・381    岡本佳男,磯部 豊
  2.1 はじめに
  2.2 N-イソプロピルアクリルアミド(NIPAM)
  2.3 アクリルアミド(AM)およびN,N-ジメチルアクリルアミド(DMAM)
  2.4 メタクリルアミド誘導体
  2.5 光学活性モノマー
  2.6 立体規則性と分子量/分子量分布の同時制御
  2.7 おわりに
 3.リビングラジカル重合における一次構造制御 ・・・・・・・・・394    澤本光男
  3.1 はじめに
  3.2 リビングラジカル重合の開発
   3.2.1 リビングラジカル重合触媒の「進化」
   3.2.2 α‐オレフィンと極性モノマーの精密ラジカル共重合鉄ニ核錯体の開発
  3.3 水中でのリビングラジカル重合
   3.3.1 水中での懸濁リビングラジカル重合
   3.3.2 感温性・両親媒性触媒による水中でのリビングラジカル重合
 4.リビング配置重合による炭化水素系ポリマーの精密構造制御・・・403    塩野 毅
  4.1 はじめに
  4.2 オレフィンのリビング重合
   4.2.1 α-オレフィン
   4.2.2 エチレン
  4.3 共役モノマーの立体特異的リビング重合
  4.4 おわりに
 5.重縮合系高分子の分子量,分子量分布の精密制御 ・・・・411    芝崎祐二,上田 充
  5.1 はじめに
  5.2 連鎖的逐次重合の幕開け
  5.3 単分散ポリアミドの合成
  5.4 その他の連鎖的逐次重合
   5.4.1 ポリエーテルの合成
   5.4.2 ポリエーテルスルホンの合成
   5.4.3 ポリエーテルケトンの合成
   5.4.4 ポリエステルの合成
   5.4.5 ブロック共重合体の合成
  5.5 おわりに
 6.酵素および酵素モデル触媒を用いる芳香族化合物の酸化重合・・・422   小林四郎,宇山 浩
  6.1 はじめに
  6.2 フェノール類の酵素触媒重合
  6.3 機能性ポリフェノールの酵素合成
  6.4 人工漆の開発
  6.5 酵素モデル錯体を用いるフェノール類の酸化重合
  6.6 おわりに
 7.ポリカーボネートの新しい製造法
   -遷移金属触媒を用いる縮合重合プロセスの開発- ・・・・431
                       竹内和彦,杉山順一,奥山健一,長畑律子,上田 充
  7.1 はじめに
  7.2 遷移金属触媒を用いる縮合重合
  7.3 ポリカーボネートおよびその製造プロセス
  7.4 酸化的カルボニル化によるDPCおよびPC直接製造法の開発
  7.5 おわりに

終章 技術の体系化の課題と将来像                     小島 弦
 1.体系化とは何か ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・443
 2.体系化のイメージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・443
 3.将来像 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・444

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