機能性色素の最新技術

機能性色素の最新技術

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  • サイズ B5判/ページ数 266p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784882313922
  • Cコード C3043

出版社内容情報

★前書『機能性色素の最新応用技術』から7年!多彩な応用分野で技術革新を担う機能性色素を 一挙紹介!
★機能性色素の最新技術を機能別にまとめ詳述!
★最新のトピックスを最前線の研究者24名により分担執筆!



 【刊行にあたって】

 本書はIT革命とデジタル技術の急速な普及にともない、光記録分野やプリンター分野、また、さまざまなディスプレー分野などで大きく発展を遂げた機能性色素に関する最新技術情報を機能別にまとめ、さらに最近のトピックスをそれぞれの分野の技術者・研究者によってまとめたものである。
 記録素材として用いられる電子写真用色材、CD-RやDVD-R等の光ディスク用色素、デジタル写真用途のフルカラー感熱記録材料、各種切符やレシート用の感熱記録材料、インクジェットプリンター用色素など急速に発展してきた機能性色素の最新技術に多く取り上げた。特に、用途拡大が続いているインクジェットプリンター分野では、OA分野やデジタル写真用途からインテリアやエクステリアなどの産業用途にまで拡がっている機能性色素の最近の技術動向をまとめた。また、CD-R用途に開発された近赤外吸収色素がPDP用フィルムなどの新しい分野での応用例も紹介した。
 表示素材としては、高画質のカラーブラウン管に実用化されたマイクロカラーフィルター、まもなく商品化されるフルカラー有機ELDに用いられる機能性色素、究極のディスプレーと位置づけられているデジタルペーパーを取り上げた。さらに、有機ELDの実用化で、再び注目されるようになった有機半導体や有機太陽電池などに応用される色素をエレクトロニクス機能という観点からまとめ、その周辺技術を解説した。
 その他、色素の分子軌道計算、ゾル-ゲル着色、超臨界流体中での染色、フォトクロミック色素、ホログラムなどの専門性の高い領域にあるものまで幅広く取り上げて解説を加えたので、さまざまな分野の技術者・研究者にとって格好の手引き書になると確信する。
 監修 中澄博行



 【執筆者一覧(執筆順)】


中澄 博行    大阪府立大学大学院 工学研究科 機能物質科学分野 教授
蛭田 公広     日清紡績(株) 経営企画室 担当課長
谷口 彬雄     信州大学 繊維学部 機能高分子学科 教授
小山 俊樹     信州大学 繊維学部 機能高分子学科 助教授
雀部 博之     千歳科学技術大学 学長
北尾  修      産業技術総合研究所 光反応制御研究センター 主任研究員
田中 成典     (株)東芝 研究開発センター 新機能材料・デバイスラボラトリー 主任研究員
山?ア?ア康寛    オリヱント化学工業(株) 第3開発部 部長
榎田 年男     東洋インキ製造(株) ケミカル事業本部 色材技術統括部 EL開発部 部長
伊藤 武夫     (株)東芝 DDC社 映像管事業部 技監
面谷  信      東海大学 工学部 応用理学科 光工学専攻 教授
太田 正文     (株)リコー 研究開発本部 中央研究所 第三材料研究センター センター長
黒瀬  裕      三菱化学(株) 横浜情報電子研究センター ストレージメディア研究所 グループマネージャー
川島 保彦     コニカ(株) IJTセンター 主幹研究員
飯沼 芳春     山田化学工業(株) 研究開発課 課長
柳原 直人     富士写真フイルム(株) 富士宮研究所 主任研究員
筒井 恭治     (株)リコー 研究開発本部 中央研究所 部長研究員
谷川 英夫     産業技術総合研究所 光技術研究部門 デバイス機能化技術グループ 主任研究員
辻岡  強     大阪教育大学 教育学部 教養学科 助教授
成田  裕      倉敷紡績(株) エレクトロニクス事業部 企画開発グループ 課長補佐
堀  照夫      福井大学大学院 工学研究科 ファイバーアメニティ工学専攻 教授
中村 達男     住江織物(株) テクニカルセンター 担当次長
上田  勉      冨士色素(株) 研究部 係長
熊谷洋二郎    山本化成(株) 研究開発部 第4グループ 主席研究員
上原 寿茂     日立化成工業(株) 総合研究所 主任研究員


 【構成および内容】


第?T編 総論

第1章  機能性色素の動向                          中澄博行
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
 2.国際会議における機能性色素の動向 ・・・・・・・・・・・・・・・5
 3.情報記録用機能性色素の動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6
  3.1 光ディスク用機能性色素
  3.2 プリンター用機能性色素
 4.ディスプレー用機能性色素の動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
 5.今後の発展と期待される応用分野 ・・・・・・・・・・・・・・・・・10

第2章 計算化学による色素設計
   -PPP分子軌道法による吸収スペクトルの高精度計算-       蛭田公広
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12
 2.PPP MO法とnew-γの特徴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13
 3.縮合多環芳香族炭化水素(PAHs)π共役系の特徴 ・・・・14
 4.Spectroactive portionに着目したspectri-chemical softnessパラメーターの見積もり方 ・・・15
  4.1 縮合多環芳香族炭化水素
  4.2 鎖状共役化合物
 5.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

第?U編 エレクトロニクス機能

第1章 有機エレクトロニクス材料の基本課題              谷口彬雄
 1.20世紀の研究の概括と展望 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23
 2.機能材料研究開発の概括 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25
  2.1 有機材料の多様性は有利か
  2.2 有機材料の純度
  2.3 有機材料の耐久性
  2.4 バルクの物性とデバイス物性との差
 3.エレクトロニクス機能材料研究開発戦略のポイント ・・・・・27
  3.1 材料自体がシステムであるという視点
  3.2 環境問題を意識した研究開発
 4.有機エレクトロニクス材料の新展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・28

第2章  有機半導体レーザー                         小山俊樹,谷口彬雄
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・29
 2.色素レーザー用色素の固体状態でのレーザー発振 ・・・・・29
  2.1 アモルファス色素レーザー
  2.2 ドープ型色素レーザー
 3.注入型有機半導体レーザーの実現を目指して ・・・・・・・・・33
  3.1 高分子半導体
  3.2 有機半導体結晶
 4.色素層への光共振器の導入 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35

第3章 非線形光学材料                            雀部博之
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・37
 2.有機非線形光学材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
 3.フタロシアニン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39
 4.カルバゾール誘導体 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44
 5.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・44

第4章 色素増感型太陽電池                         北尾 修,田中成典
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46
 2.色素増感型太陽電池研究開発の背景と歴史 ・・・・・・・・・・46
 3.色素増感型太陽電池の基本原理 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・48
 4.実用化への課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・49

第5章 光電変換材料-新規フタロシアニン-              山崎康寛
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・53
 2.μ-オキソ架橋型ホモ金属(?V)フタロシアニン二量体 ・・・・54
  2.1 合成と同定
  2.2 結晶変態の探索
  2.3 一次電子写真特性評価
 3.μ-オキソ架橋型ヘテロ金属(?V)フタロシアニン二量体 ・・62
  3.1 μ-オキソ(アルミニウムフタロシアニナト)フタロシアニンガリウムの合成と同定
  3.2 結晶変態の探索
  3.3 電子写真特性評価
 4.D-σ-A型色素モデル化合物としてのμ-オキソ架橋型フタロシアニン二量体 ・・・64
  4.1 デバイス化
  4.2 評価方法と結果
 5.「D-σ-A」型フタロシアニン二量体の選択的合成 ・・・・・・・67
  5.1 μ-オキソ架橋型ヘテロ金属フタロシアニン二量体
  5.2 μ-オキソ架橋型ヘテロ金属ミクストダイマーへの応用
  5.3 光電変換材料等の光機能材料への応用
 6.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71

第?V編 情報表示機能

第1章 有機ELの材料開発                           榎田年男
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77
 2.開発の歴史と今後の動向  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・77
 3.有機EL材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78
  3.1 低分子正孔注入および輸送材料
  3.2 低分子発光材料
  3.3 分子電子注入材料
  3.4 ポリマー材料
 4.現状と課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84

第2章 “マイクロフィルター”TMカラーブラウン管              伊藤武夫
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・85
 2.マイクロフィルターカラーブラウン管 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・86
 3.フィルターの製造  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・88
 4.課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90
 5.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・90

第3章 デジタルペーパー                             面谷 信
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
 2.デジタルペーパーのコンセプト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・91
 3.デジタルペーパーの候補技術 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・92
  3.1 電気泳動方式
  3.2 ツイストボール方式
  3.3 サーマルリライタブル方式
  3.4 液晶方式
  3.5 その他の方式の可能性
 4.デジタルペーパーの実現形態 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96
 5.まとめ  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・96

第?W編 情報記録機能

第1章 OPC用機能性色素                          太田正文
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
 2.電子写真プロセスの概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
 3.OPC用材料の概要  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・104
 4.OPC用色素材料の変遷 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・105
  4.1 色素増感材料
  4.2 電荷移動錯体材料
  4.3 アゾ顔料
  4.4 フタロシアニン顔料
  4.5 その他の顔料
 5.今後の展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・113

第2章 光ディスク用色素                           黒瀬 裕
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114
 2.光学記録の歴史 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・114
 3.CD-R,記録形DVD,次世代DVDの記録再生波長と色素の吸収スペクトル ・・・115
 4.CD-R用色素  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・115
  4.1 シアニン系色素
  4.2 アゾ系色素
  4.3 フタロシアニン系色素
 5.記録型DVD用色素 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・117
  5.1 アゾ系色素
  5.2 ピロメテン系色素
  5.3 シアニン系色素
 6.次世代DVD用色素 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・119
 7.まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・119

第3章 インクジェットプリンター用色素                   川島保彦
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121
 2.IJ用インクに求められる特性  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・121
  2.1 インクの保存安定性
  2.2 画質
  2.3 画像保存性
  2.4 安全性
 3.IJ用インクの構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・123
  3.1 保湿剤
  3.2 浸透剤
  3.3 キレート剤
  3.4 pH調整剤
  3.5 防腐剤
 4.IJ用色素に求められる特性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・125
  4.1 色相について
  4.2 溶解性について
  4.3 画像保存性について
   4.3.1 耐光性
   4.3.2 ガス褐色
   4.3.3 耐水性
  4.4 安全性について
 5.IJ用色素各論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・127
  5.1 IJ用線量各論
   5.1.1 イエロー染料
   5.1.2 マゼンダ染料
   5.1.3 シアン染料
   5.1.4 ブラック染料
  5.2 IJ用顔料各論
   5.2.1 結晶粒径
   5.2.2 分散安定化
  5.3 捺染用染料各論
 6.IJ用色素の最新動向 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・133
  6.1 新規骨格染料
  6.2 分散染料
  6.3 着色ポリマー微粒子
 7.まとめ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・134

第4章 感熱記録用色素の最近の動向                   飯沼芳春
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・137
 2.カラーフォーマーの概要  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・137
 3.感熱記録関連材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・139
 4.多色感熱記録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・143
 5.可逆発色の応用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・144
  5.1 消去可能インキ
  5.2 示温インキ

第5章 デジタル写真用感熱フルカラー直接感熱記録材料       柳原直人
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・148
 2.TAペーパーの構成と鍵技術 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・148
  2.1 TAペーパーの構成と記録プロセス
  2.2 TAペーパーにおける鍵技術1-機能性色剤
  2.3 TAペーパーにおける鍵技術2-色材使用技術
 3.TAペーパーにおける機能性色材1-アゾカップリング発色系 ・・・150
  3.1 ジアゾニウム塩
  3.2 カプラー
 4.TAペーパーにおける機能性色材2-ロイコ染料発色系 ・・・156
  4.1 TAペーパーでの要求特性
  4.2 ロイコ染料
  4.3 顕色剤
 5.その他の機能性素材-紫外線吸収剤プリカーサー ・・・・・・161
 6.まとめと今後の展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・162

第6章 発色型リライダブル感熱記録材料                 筒井恭治
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・164
 2.リライタブル記録媒体とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・164
 3.発色型リライタブル感熱記録材料の開発 ・・・・・・・・・・・・・・166
 4.ロイコ染料/長鎖型顕色剤系の発色型リライタブル感熱記録材料 ・・・・167
  4.1 発色・消色の原理
  4.2 実用的な特性のための材料設計
  4.3 リライタブル感熱記録媒体の設計
 5.今後の展開 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・173

第7章 ホログラフィとその記録材料の現状                谷川英夫
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・175
 2.ホログラム記録材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・175
 3.ホログラム記録材料に求められる特性、性能 ・・・・・・・・・・・175
 4.フォトレジスト ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・176
 5.重クロム酸ゼラチン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・177
 6.フォトポリマー  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・178
  6.1 光架橋型フォトポリマー
  6.2 現像を要する光重合性フォトポリマー
  6.3 自己現像性の光重合性フォトポリマー
 7.フォトクロミック材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・182
 8.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ΑΑΑΑΑΑΑΑ?183

第8章 フォトクロミズム-高密度記録-                  辻岡 強
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・185
 2.フォトクロミック分子材料 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・185
  2.1 特徴
  2.2 フォトクロミック反応とは
  2.3 フォトクロミック分子の光メモリ用材料としての基本性能
   2.3.1 分子材料の安定性と耐久性
   2.3.2 非破壊読み出し
   2.3.3 薄膜形成の容易性
 3.高密度メモリへの応用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・193
  3.1 三次元光メモリ
  3.2 近接場光メモリ
 4.フォトクロミック分子材料の将来に向けて ・・・・・・・・・・・・・・・196

第?X編 染色・捺染の最新技術

第1章 インクジェットプリンターの捺染への応用             成田 裕
 1.製造を取り巻く環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・201
  1.1 インクジェットが変える捺染業界
  1.2 成長の大きい大判インクジェットプリンタ市場
 2.繊維捺染製造の現状 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・201
 3.繊維捺染製造の課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・202
 4.インクジェットプリンタ繊維捺染の市場 ・・・・・・・・・・・・・・・・・202
 5.インクジェットプリンタ捺染への応用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・203
  5.1 日本市場で稼働するテキスタイル用プリンタ
  5.2 インクジェット捺染のメリット
  5.3 インクジェット捺染の課題
 6.製版へのインクジェット応用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・208
  6.1 製版のデジタル化の歴史
  6.2 捺染スクリーン製版の現状と課題
   6.2.1 テキスタイル捺染製版
   6.2.2 広告捺染業界
   6.2.3 製版従来工程との比較
   6.2.4 ダイレクト製版のメリット
   6.2.5 ダイレクト製版のメディアとインキ
   6.2.6 ダイレクト製版の課題
 7.製版のデジタル化がもたらすもの ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・214
 8.データ連携の課題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・215
 9.繊維製造業のイノベーションの成功キー ・・・・・・・・・・・・・・・215

第2章 超臨界二酸化炭素流体中での合成繊維の染色        堀 照夫
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・216
 2.超臨界流体とは ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・216
 3.超臨界染色の基礎  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・217
  3.1 染料の溶解度
  3.2 繊維(高分子)の超臨界二酸化炭素中での膨潤
  3.3 超臨界二酸化炭素からのポリマー(繊維)への染料の拡散
  3.4 超臨界二酸化炭素と繊維相の間での染料の分配
  3.5 超臨界染色の機構
 4.各種合成繊維の超臨界染色 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・223
  4.1 汎用合成繊維の場合
  4.2 ハイパフォーマンス繊維の染色
 5.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・224

第3章 インテリアおよびエクステリアにおけるインクジェットプリント      中村達男 
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・226
 2.プリントの分類  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・226
 3.一般的インクジェットプリントの分類 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・227
 4.インクジェットプリントの特徴 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・227
 5.インテリア(室内)商品 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・228
  5.1 壁紙
  5.2 床シール
  5.3 硬質床材タイル
  5.4 シート地
  5.5 その他
 6.エクステリア(屋外)商品 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・232
  6.1 屋外看板
  6.2 バスラッピング
  6.3 その他
 7.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・233

第?Y編 機能性フィルム

第1章 ゾルーゲル法によるガラスの着色                  上田 勉
 1.ゾルーゲル法によるガラス着色の特徴 ・・・・・・・・・・・・・・・・237
 2.ガラス着色の色素 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・238
  2.1 色素の分散
 3.ゾルーゲル着色ガラスの用途 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・239
  3.1 着色板ガラス(車両・建材用等)
  3.2 着色ガラス瓶
  3.3 自動車用ガラス
  3.4 鏡・装飾用ガラス
  3.5 ディスプレー用着色ガラス
  3.6 発光体、デバイス
  3.7 センサー類
  3.8 光触媒担持ガラス
 4.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・245

第2章 近赤外線吸収色素(YKRシリーズ)                 熊谷洋二郎
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・247
 2.近赤外線吸収色素とその製造法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・250
  2.1 フタロシアニン化合物
  2.2 シアニン化合物
  2.3 その他
 3.近赤外線吸収色素を使用する用途 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・253
  3.1 光記録媒体
  3.2 サーマルCTP
  3.3 フラッシュ定着
  3.4 植物生長調整用フィルム
  3.5 有機太陽電池
  3.6 PDP用近赤外線吸収フィルター
  3.7 おわりに
 4.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・256

第3章 PDP用近赤外吸収フィルム                      上原寿茂
 1.はじめに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・258
 2.PDPの発光原理と前面フィルター ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・259
 3.EMIシールドフィルム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・260
 4.近赤外線吸収フィルム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・261
 5.おわりに ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・266

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