機能性ポリウレタンの基礎と応用

機能性ポリウレタンの基礎と応用

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  • サイズ B5判/ページ数 313p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784882312970
  • Cコード C3043

出版社内容情報

★原料・副資材、分子設計、加工技術を詳述!!
★多岐にわたるポリウレタン応用製品の最新技術!!
★安全性、リサイクル、環境問題に関する情報も満載!!



   執筆者一覧(執筆順)

高柳 弘   三井化学(株)研究開発本部 フォーミュレーション研究所 主席研究員
岡部憲昭  保土谷化学工業(株)樹脂材料営業部 技術担当部長
吉村浩幸  東ソー(株)南陽研究所
松永勝治  東洋大学 工学部 応用化学科 
木原良徳  住友バイエルウレタン(株)応用研究本部 建築材料グループ
古川睦久  長崎大学 工学部 材料工学科 教授
新井正明  (株)ソマールゴム 生産本部統括管理部長
小城義尚  大日精化工業(株)ファインポリマー事業部 技術第5課長
岩崎和男  岩崎技術士事務所 所長
西原誠喜  東洋紡績(株)化合繊開発部 つるが繊維開発センター 部長
早野 敏   旭電化工業(株)機能性樹脂開発研究所 機能材料研究室
宇田元正  積水化学工業(株)環境ライフライン事業本部 機能材事業部 部長
遠山光雄  大日精化工業(株)ファインポリマー事業部 技術第2部
鈴木 博   三井化学産資(株)建築技術グループ
桐原 修   住友バイエルウレタン(株)塗料・接着剤・原料事業本部 開発マネジャー
服部 計   日本エヌエスシー(株)接着剤研究所 反応性ホットメルトプロジェクトリーダー
佐藤正喜  東洋紡績(株)総合研究所 主席部員
近藤 功   大日精化工業(株)赤羽製造事業所 技術第一部 部長
清水憲治  東洋紡績(株)化合繊開発部 副部長
佐藤文宣  ミズノ(株)研究開発部
加藤一成  日本油脂(株)武豊工場 研究開発部 開発2Gグループリーダー
加藤良也  三ツ星ベルト(株)タイヤ事業部 技術課
筧 雅典   三ツ星ベルト(株)研究開発部 加工技術担当
三村成利  東洋ゴム工業(株)化工品技術部 ウレタングループソフラン担当リーダー
原浩一郎  バンドー化学(株)伝動事業部 伝動技術研究所ベルト開発グループ 主事
林 俊一   三菱重工業(株)技術本部 名古屋研究所 主席研究員
合田秀樹  荒川化学工業(株)研究所 化成品部 主任
矢次 茂   三井化学(株) ウレタン事業部
中島(神戸)敏明 筑波大学 応用生物化学系


   構成および内容

第1章 ポリウレタンの原材料と副資材
1.イソシアナート                   高柳 弘
 1.1 はじめに 
 1.2 イソシアナートの化学
  1.2.1 イソシアナートの化学反応性はどこから来るのか
  1.2.2 イソシアナートの化学反応
  1.2.3 イソシアナートの合成
 1.3 イソシアナートの市場
 1.4 ウレタン原料としてのイソシアナート
  1.4.1 TDI(トリレンジイソシアナート)
  1.4.2 MDI(ジフェニルメタンジイソシアナート)
  1.4.3 その他のイソシアナート類
  1.4.4 変性体・プレポリマー
 1.5 イソシアナートに関する完全性・環境問題
  1.5.1 イソシアナートの安全性
  1.5.2 イソシアナートの環境へ及ぼす影響
  1.5.3 安全性・環境問題に対する製造メーカーの取り組み
  1.5.4 災害事例
 1.6 イソシアナートに関する今後の課題

2.ポリオール                   岡部憲昭
 2.1  はじめに
 2.2  各種ポリオール
  2.2.1 ポリエーテルポリオール
  2.2.2 PPG
  2.2.3 PTMEG
  2.2.4 ポリエステルポリオール
  2.2.5 ポリオレフィン系ポリオール
  2.2.6 アクリルポリオール
  2.2.7 ポリマーポリオール
  2.2.8 難燃ポリオール
  2.2.9 低分子ポリオール
 2.3 ヒドロキシル基の反応性
 2.4 溶解パラメーターとポリウレタン
  2.4.1 各種ポリオールの溶解度パラメーター 

3.副資材                    吉村浩幸
 3.1 はじめに
 3.2 触媒
  3.2.1 軟質フォーム
  3.2.2 半硬質フォーム
  3.2.3 硬質フォーム
  3.2.4 その他
 3.3  整泡剤
  3.3.1 軟質フォーム
  3.3.2 硬質フォーム
 3.4  発泡剤
  3.4.1 HFC類,HFE類
  3.4.2 炭化水素類
  3.4.3 炭酸ガラス発泡
 3.5 その他の副資材
  3.5.1 難燃剤
  3.5.2 鎖延長剤,架橋剤
 3.6 その他トピックス

2章 ポリウレタンの分子設計
1.エラストマーの分子設計             松永勝治
 1.1 はじめに
 1.2 ポリウレタンエラストマーの化学的・物理的特徴
 1.3 化学構造の制御
 1.4 分子設計の実際

2.フォーム                       木原良徳
 2.1 発泡理論
 2.2 配合と化学計算
  2.2.1 フォームの種類

3章 ポリウレタンの分析とキャラクタリゼーション     古川睦久
1 はじめに
2 ポリウレタンのフーリエ赤外分光法(FT-IR)
3 ポリウレタンの高分解格磁気共鳴分光法
4 ポリウレタンの熱分析
5 動的熱弾性
6 X線回折(WAXS),小各散乱X線回折(SAXS)
7 光学顕微鏡,走査型電子顕微鏡,透過型電子顕微鏡,電子間力顕微鏡
8 マススペクトル,熱分解GCなどのその他の機器分析
9 ポリウレタンの化学分析
10 網目構造のキャラクタリゼーション
11 ポリウレタンに関する日本工業規格(JIS)
 11.1 熱硬化性ウレタンエラストマー用トリレンジイソシアナート型プレポリマー試験法
  11.1.1 一般性状
  11.1.2  成形時特性試験法
 11.2 ポリウレタン系熱可塑性エラストマーの試験方法
 11.3 熱硬化性ポリウレタンエラストマー成形物の物理試験方法
12 おわりに

4章 ポリウレタン加工技術
1.熱硬化性・熱可塑性エラストマー
 1.1 熱硬化性エラストマー          新井正明
  1.1.1 はじめに
  1.1.2 用途による分類
  1.1.3 硬化による分類
  1.1.4 使用原料及び構造による分類
  1.1.5 加工装置
  1.1.6 成形方法
  1.1.7 加工時の化学反応
  1.1.8 ウレタンエラストマーの化学構造
 1.2 加工条件と物性
  1.2.1 硬化機能(主な硬化機構)
  1.2.2 加工条件
 1.3 熱可塑性エラストマー          小城義尚
  1.3.1 ウレタン系熱可塑性エラストマーとは
  1.3.2 特徴と合成法
 1.4 成形加工性の特徴
  1.4.1 乾燥
  1.4.2 成形条件
  1.4.3 流動性
  1.4.4 TPUの加工における留意点
 1.5 用途展開
  1.5.1 エステル系TPU
  1.5.2 ラクトン系TPU
  1.5.3 エーテル系TPU
  1.5.4 カーボネート系TPU
 1.6 機能性TPU
  1.6.1 ソフトTPU
  1.6.2 透湿性TPU
  1.6.3 抗菌TPU
  1.6.4 耐熱性TPU
  1.6.5 シリコーンTPU
  1.6.6 発泡TPU
  1.6.7 パウダーTPU
  1.6.8 導電性TPU
  1.6.9 難燃性TPU
  1.6.10 耐摩耗性TPU
  1.6.11 電子線架橋TPU
  1.6.12 ガラス繊維TPU
  1.6.13 炭素繊維強化TPU

2.フォーム                岩崎和男
 2.1 日本のポリウレタンフォームの導入経過
 2.2 PURフォームの分類
 2.3 需要動向
 2.4 発泡理論
  2.4.1 発泡機構
  2.4.2 気泡連続化のモルホロジー
  2.4.3 気泡構造
 2.5 軟質フォーム
  2.5.1 スラブフォーム
  2.5.2 モルディングフォーム
  2.5.3 インデグラルスキンフォーム
 2.6 硬質フォーム
  2.6.1 スラブフォーム
  2.6.2 スプレー発泡フォーム
  2.6.3 注入発泡フォーム
  2.6.4 連続ラミネートボード
  2.6.5 その他
 2.7 技術的課題とその対応
  2.7.1 発泡剤対策
  2.7.2 スクラップ対策
  2.7.3 難燃性対策
  2.7.4 労働安全衛生対策
  2.7.5 新製品、新技術開発

3 スパンデックス           西原誠喜
 3.1 はじめに
 3.2 化学構造
 3.3 製造技術
  3.3.1 重合技術
  3.3.2 紡糸技術
 3.4 スパンデックスの構造の物性
 3.5 まとめ                         
4 水系ウレタン樹脂          早野 敏
 4.1 はじめに
 4.2 水系PURの反応
 4.3 水系PURの製造方法
  4.3.1 強制乳化型
  4.3.2 自己乳化型
  4.3.3 製造装置
 4.4 塗膜物性
  4.4.1 造膜機構
  4.4.2 塗膜性能
  4.4.3 高機能化
  4.4.3.1 架橋構造
  4.4.3.2  複合化
 4.5 水系PURの市場
 4.6 今後の展開

第5章 ポリウレタンの応用
1 電子・電気材料            岩崎和男
 1.1 はじめに
 1.2 断熱機器関係
 1.3 OA機器関係
  1.3.1 ポリウレタンエラストマーの需要
  1.3.2 ローラー類
  1.3.3 クリーニングブレード
  1.3.4 ハウジング材料
 1.4 電気絶縁材料
  1.4.1 封止材料
  1.4.2 電線被覆
 1.5 磁気テープバインダー
  1.5.1 磁気テープ
  1.5.2 ポリエステル系バインダー

2 自動車・鉄道車両材料         岩崎和男
 2.1 はじめに
 2.2 自動車内装材料
  2.2.1 シートクッション
  2.2.2 クラッシュパット(インパネ)
  2.2.3 ハンドル(ステアリングホイル)
  2.2.4 ドアトリム
  2.2.5 天井材
  2.2.6 フロア材
  2.2.7 その他
 2.3 自動車外装材料
  2.3.1 外装材料の樹脂化の動向
  2.3.2 バンパー
  2.3.3 ボディパネル
  2.3.4 その他
 2.4 鉄道車両関係
  2.4.1 運輸省式燃焼試験及びクシュッション材
  2.4.2 車両床断熱材
  2.4.3 枕木関係
 2.5 鉄道用枕木材               宇田元正
  2.5.1 鉄道用まくら木の機能
  2.5.2 合成まくら木用素材
  2.5.3 開発経緯と合成まくら木の性能
  2.5.4 実施例
  2.5.5 今後の展開

3 土木建築材料
 3.1 断熱材                   岩崎和男
  3.1.1 断熱材の分類
  3.1.2 需要動向
  3.1.3 硬質フォームの性能
  3.1.4 硬質フォームの特徴と課題
  3.1.5 最近の技術的話題
 3.2 シーリング材
  3.2.1 シーリング材の分類
  3.2.2 シーリング材の需要
  3.2.3 シーリング材の性能
  3.2.4 シーリング材の施工方法
  3.2.5 最新の技術的課題
 3.3 防水材料
  3.3.1 防水材料の分類
  3.3.2 ウレタン防水材の性能
  3.3.3 仕様及び工法
  3.3.4 最近の技術的話題
 3.4 建材・化粧シート             遠山光雄
  3.4.1 化粧シートとは
  3.4.2 ウレタン接着剤
  3.4.3 脱PVC建材化粧シート
  3.4.4 トップコート剤
  3.4.5 裏面プライマー
 3.5 床材・舗装剤                 鈴木 博
4.塗料・接着剤・バインダー
 4.1 ポリウレタン樹脂塗料           桐原 修
  4.1.1 はじめに
  4.1.2 ポリウレタン樹脂塗料の需要量
    4.1.2.1 世界の需要動向
    4.1.2.2 日本の需要動向
  4.1.3 ポリウレタン塗料の適用分野
  4.1.4 ポリウレタンレジンの動向と塗料分野
  4.1.5 塗料用ポリウレタン樹脂(塗料原料)
  4.1.6 タイプ別ポリウレタン樹脂塗料とその反応例
  4.1.7 主な用途分野における最新技術
    4.1.7.1 自動車分野
    4.1.7.2 工業用・PCM
 4.2 反応性ホットメルト接着剤         服部 計
  4.2.1 はじめに
  4.2.2 反応機構
  4.2.3 PURHMの特徴
  4.2.4 用途
  4.2.5 おわりに
 4.3 インキバインダー              遠山光雄
  4.3.1 はじめに
  4.3.2 グラビア印刷インキ
  4.3.3 裏刷り汎用タイプ
  4.3.4 衛生性 
5.医用材料                    佐藤正喜
 5.1 はじめに
 5.2 医療用ポリウレタンの種類
 5.3 生体適合性
 5.4 機能・特性
 5.5 具体適用途部位
 5.6 ポリウレタンの課題
 5.7 最近の研究開発動向
6.衣料・スポーツ用品           近藤 功
 6.1 合成皮革・人工皮革
  6.1.1 概要
  6.1.2 合成皮革,人工皮革の製造方法
  6.1.3 人合皮のレザー分類と用途
  6.1.4 アジア地区の人合皮の生産動向
  6.1.5 日本の人合皮の生産動向
  6.1.6 最近の開発動向について
 6.2 衣料材料
  6.2.1 はじめに
  6.2.2 スパンデックス繊維の概要
    6.2.2.1 バアヤーン
    6.2.2.2 コアスパンヤーン(CYS)
    6.2.2.3 カンバリングヤーン(SCY・DCY)
    6.2.2.4 プライヤーン(PLY)
  6.2.3 衣料用途の全体展開状況
  6.2.4 スパンデックス繊維の衣料分野
   6.2.4.1 織物商品
   6.2.4.2 経編商品
   6.2.4.3 丸編商品
   6.2.4.4 靴下商品
   6.2.4.5 細幅・その他商品
   6.2.4.6 原糸輸出
   6.2.4.5 おわりに
   6.2.4.7
 6.3 スポーツ用品              佐藤文宣
  6.3.1 はじめに
  6.3.2 スポーツ用品に用いられる高分子材料
  6.3.3 スポーツシューズに使用される高分子材料
   6.3.3.1 ゴルフシューズ
   6.3.3.2 サッカーショーズ
   6.3.3.3 シューズインナークッション
   6.3.3.4 シューズ着地衝緩和吸収材
  6.3.4 トビナワロープ
  6.3.5 アルミバット先端キャップ
  6.3.6 スキー靴
  6.3.7 今後の展望

7.その他応用例・応用
 7.1 固体ロケット推進薬               加藤一成
  7.1.1 はじめに
  7.1.2 配合組成
  7.1.3 製造方法
 7.2 発泡ポリウレタンチューブ       加藤良也,筧雅典
  7.2.1 はじめに
  7.2.2 製品の形状と用途
  7.2.3 おわりに
 7.3 抗菌・消臭ポリウレタンフォーム        三村成利
 7.4 ポリウレタンベルト                原浩一郎
 7.5 形状記憶ポリマー                  林俊一
  7.5.1 はじめに
  7.5.2 形状記憶ポリマーの種類と形態      
  7.5.3 材料の特性
   7.5.3.1 弾性率
   7.5.3.2 形状回復性と形状固定性
   7.5.3.3 水蒸気透過性
   7.5.3.4 体積膨張特性
   7.5.3.5 エネルギー散逸特性
   7.5.3.6 光学的屈折率特性
   7.5.3.7 その他の性質 
  7.5.4 応用
   7.5.4.1 産業分野
   7.5.4.2 医療分野
   7.5.4.3 生活関連
   7.5.4.4 衣料
   7.5.4.5 その他
  7.5.5 おわりに
 7.6 セグメントポリウレタン-シリカハイブリッド       合田秀樹
  7.6.1 セグメントポリウレタン
  7.6.2 ゾル-ゲルハイブリッド
  7.6.3 位置選択的ゾル-ゲルハイブリッド
  7.6.4 ハイブリッドの形成
  7.6.5 ハイブリッドメイン
   7.6.5.1 ハイブリットフィルムの作成
   7.6.5.2 ドメインの観察
   7.6.5.3 ドメインの変形
  7.6.6 ハイブリットドメインを持つポリウレタンの特性
   7.6.6.1 柔軟性保持・高弾性率
   7.6.6.2 耐寒性保持・超耐熱性
   7.6.6.3 耐光性
   7.6.6.4 親水性・耐水性
   7.6.6.5 密着性
   7.6.6.6 まとめ
            
第6章 環境対応型ポリウレタンの開発動向     矢次 茂
1.法規制と将来動向
 1.1 はじめに
 1.2 自動車
 1.3 電気冷蔵庫
 1.4 おわりに
2.ポリウレタンのリサイクル                      
 2.1 はじめに
 2.2 マテリアルリサイクル
 2.3 ケミカルリサイクル
 2.4 サーマルリサイクル
 2.5 おわりに
3.ポリウレタンの生分解性             中島(神戸)敏明

第7章 ポリウレタンに関する最新の研究開発   松永勝治

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