出版社内容情報
・２０００年度ノーベル化学賞受賞の白川英樹氏およびA.G.MacDiarmid氏の論文を収録！
・導電性高分子の基礎理論から応用技術までのすべてを網羅した世界初の成書（1983年刊）を緊急重版！
緊急重版！
執筆者一覧
（所属は１９８３年時点）
雀部博之 理化学研究所
白川英樹 筑波大学物質工学系
横山正明 大阪大学工学部
吉野勝美 大阪大学工学部
金丸文一 大阪大学産業科学研究所
山中昭司 広島大学工学部
城田靖彦 大阪大学工学部
宮坂啓象 東京工業大学工学部
住田雅夫 東京工業大学工学部
A.G.MacDiarmid University of Pennsylvania
J.Porter University of Pennsylvania
小林征男 昭和電工（株）総合技術研究所
杉山征人 帝人（株）中央研究所
西田善行 ダイセル化学工業（株）総合研究所
礒松則夫 ダイセル化学工業（株）総合研究所
福田 建 信越化学工業（株）シリコーン電子材料技術研究所
佐々紘造 三井東圧化学（株）中央研究所
構成および内容
第１章 導電性高分子の技術開発 （雀部博之）
1 導電性の機構
2 導電性高分子の特徴
3 導電性高分子の今後の課題
第２章 導電性高分子の基礎理論
1 共役系高分子 （白川英樹）
1.1 共役系高分子と低次元性
1.2 １次元自由電子模型
1.3 単純ヒュッケル分子軌道法による取扱
1.4 １次元金属の不安定性
1.5 共役系高分子のケミカルドーピングによる導電性の賦与
1.6 ソリトンとポーラロン
1.7 共役系高分子の電気化学
2 電荷移動型高分子 （横山正明）
2.1 有機固体における電荷移動
2.2 低分子電荷移動錯体およびイオンラジカル塩の導電性
2.3 電荷移動型高分子
3 有機一次元導電体 （吉野勝美）
3.1 低次元物質に特有の物理現象
3.2 高分子導体(SN)x
3.3 電荷移動錯体
3.4 その他の一次元導電体
4 有機層間化合物 （金丸文一、山中昭司）
4.1 層間における吸着分子の結合と配列
4.2 金属ジカルコゲナイドの層間化合物
4.3 金属オキシハライドの層間化合物
5 光導電性高分子 （城田靖彦）
5.1 光導電の基礎的概念
5.2 光導電の機構
5.3 高分子構造と光導電
5.4 光導電性高分子の概観
5.6 有機光導電体の電子写真用感光体材料としての応用
5.7 有機太陽電池材料としての応用
6 導電性複合高分子材料 （宮坂啓象、住田雅夫）
6.1 導電性複合材料の構造
6.2 電導度の跳び－P.T.－について
6.3 電導の機構
6.4 Switching効果
6.5 交流特性
6.6 粒子系複合材料のその他の問題
6.7 微細繊維混合複合材料
7 Conductive Polymers. The Concept of p- and n- Doping（英文） （A.G.MacDiarmid and J.Porter）
7.1 Introduction
7.2 Polyacetylene(CH)x,the Prototype Conducting Polymer
7.3 p- and n- Doping of Conducting Polymers
7.4 The Role of Oxidation Potentials in Rationalizing and Predicting p- and n- Dopants
7.5 Water Stabilization of p-Doped(CH)x
7.6 Polyacetylene as Catalyst Electrode
7.7 Use of Polyacetylene as an Electrode Material in Rechageable Batteries Enploying Aqueous Electrolytes
7.8 Protonic Acid Doping of (CH)x
7.9 Summary
第３章 導電性高分子の応用技術
1 導電性フィルム （小林征男）
1.1 ポリアセチレン電池
1.2 固体電解質(CH)x電池
1.3 PPP電池
1.4 プラスチック電池の性能比較
1.5 その他の用途
2 透明導電性フィルム （杉山征人）
2.1 透明導電性フィルムの種類と特徴
2.2 透明導電性フィルムの応用
3 透明導電性電磁波シールドフィルム （西田善行、礒松則夫）
3.1 電磁波シールドとその規制
3.2 電磁波シールドフィルムの特性評価
3.3 透明導電性フィルムの電磁シールド特性
3.4 電磁波シールドフィルムの課題と展望
4 導電性ゴム （福田 建）
4.1 導電性ゴムの開発
4.2 導電性シリコーンゴムの応用
5 導電性ペースト （佐々紘造）
5.1 導電性ペーストの組成
5.2 導電性ペーストの特徴
5.3 導電性ペーストの用途
