出版社内容情報
執筆者一覧(執筆順)
(所属・肩書は1990年当時のものです。)
駒嶺穆 東北大学 理学部
高山眞策 協和発酵工業(株) 筑波研究所;(株)PCCテクノロジー 筑波研究室
作田正明 お茶の水女子大学 理学部
下村講一郎 国立衛生試験所 筑波薬用植物栽培試験場
西荒介 富山医科薬科大学 薬学部
岡崎光雄 信州大学 繊維学部
黒岩巌 千代田製作所(株)
菅忠三 三井石油化学工業(株) 生物工学研究所
藤田泰宏 三井石油化学工業(株)
上村昭二 三共(株) バイオサイエンス研究所
松原浩一 三井石油化学工業(株) 生物工学研究所
山本好和 日本ペイント(株) 中央研究所
池田勉 日本たばこ産業(株) 基盤技術研究部
渡辺克美 (財)環境科学総合研究所
高橋滋 三井石油化学工業(株) 生物工学研究所
横山峰幸 (株)資生堂 基礎科学研究所
伊佐隆 キユーピー(株) 研究所
野口博司 東京大学 薬学部
伊東禧男 (株)ロッテ中央研究所 基礎研究部
細見和雄 (株)ロッテ中央研究所 基礎研究部
久坂一仁 (株)紀文 研究開発室
小竹欣之輔 三栄化学工業(株) 色素研究部
市隆人 三栄化学工業(株) 色素研究部
楠原圭子 三栄化学工業(株) 色素研究部
三澤正愛 BIO INTERNATIONAL INC.
構成および内容
第1章 植物細胞培養系における有用物質生産の基礎
1 有用物質生産のための大量培養 高山眞策
1.1 はじめに
1.2 大量培養装置の概要
1.3 大量培養用培養槽
1.4 大量培養による有用代謝物質生産の実用化への技術的課題
1.5 大量培養における有用物質生産
1.6 おわりに
2 遺伝子操作による物質生産 作田正明
2.1 植物遺伝子工学の現状
2.2 二次代謝系の遺伝子解析
2.3 展望
3 トランスジェニック植物による物質生産 下村講一郎
3.1 はじめに
3.2 病徴の発現とオパイン
3.3 ベクターとしての利用
3.4 形質転換細胞の誘導と培養
3.4.1 直接接種法
3.4.2 共存培養法
3.4.3 スフェロプラスト法
3.4.4 その他の遺伝子組換え法
3.5 Riプラスミドを用いた有用物質生産
3.6 Tiプラスミドを用いた有用物質生産
3.7 再分化個体における物質生産
3.8 おわりに
4 ストレスを利用した二次代謝物質の生産 西 荒介
4.1 はじめに
4.2 エリシターの種類と作用
4.3 二次代謝物質生産への応用
4.4 おわりに
5 タバコ培養細胞を用いたクマリン類の生成と固定床バイオリアクターによる生産 岡崎光雄,黒岩 巌
5.1 はじめに
5.2 カイネチン誘導によるスコポレチン生産
5.3 2,4-Dによる配糖体スコポリンの生成
5.4 固定床バイオリアクターを用いた物質生産
5.5 おわりに
第3章 各種有用物質の生産
1 医薬品・生理活性物質
1.1 抗腫瘍物質の生産 高山眞策
1.1.1 はじめに
1.1.2 抗腫瘍物質生産研究の方法
(3) 抗腫瘍物質の同定と定量
1.1.3 組織培養による抗腫瘍物質生産研究の現状
1.2 ビンカアルカロイドの生産 菅 忠三,藤田泰宏
1.2.1 はじめに
1.2.2 ニチニチソウ組織培養に関する研究の全般的な動向
1.2.3 主要ビンカアルカロイドの生産に関する研究
1.2.4 おわりに
1.3 モルヒネ系アルカロイドの生産 上村昭二
1.3.1 はじめに
1.3.2 カルスによるモルヒネ系アルカロイドの生産
1.3.3 モルヒネ系アルカロイドの生合成
1.3.4 再分化誘導とモルヒネ系アルカロイドの生産
1.3.5 再分化植物の育成
1.3.6 固定化培養細胞によるコデインの生産
1.3.7 エリシターによるアルカロイドの生産
1.3.8 おわりに
1.4 ベルベリンの生産 松原浩一,藤田泰宏
1.4.1 はじめに
1.4.2 細胞当りのベルベリン生産性の向上
1.4.3 細胞密度の増加による培養槽容積当りのベルベリン生産性の向上
1.4.4 おわりに
1.5 ステロールの生産 山本好和
1.5.1 はじめに
1.5.2 植物細胞培養によるステロールの生産
1.6 オシロイバナ培養細胞による抗植物ウイルスタンパク質の生産 池田 勉
1.6.1 はじめに
1.6.2 培養細胞におけるMAPの生成
1.6.3 MAP生産培地の作成のための培養条件の検討
1.6.4 MAP高生産能株の選抜育成と選抜株の性質
1.6.5 MAP高生産能株の培養条件の検討
1.6.6 おわりに
1.7 ビオチンの生産(産生細胞の凍結保存) 渡辺克美
1.7.1 はじめに
1.7.2 凍結保存条件の検討
1.7.3 ビオチン生産能力の保存
1.7.4 おわりに
1.8 地衣成分の生産 山本好和
1.8.1 はじめに
1.8.2 地衣成分の有用性
1.8.3 地衣細胞培養による地衣成分の生産
2 化粧品素材
2.1 シニコンの生産 高橋 滋,藤田泰宏
2.1.1 はじめに
2.1.2 液体培養によるシコニン系化合物の生産
2.1.3 生産性の向上
2.1.4 シコニン系化合物の品質
2.1.5 おわりに
2.2 アルブチンの生産 横山峰幸
2.2.1 アルブチンの効能
2.2.2 植物界におけるアルブチンの分布
2.2.3 合成法によるアルブチンの製造法
2.2.4 バイオトランスフォーメーションによるアルブチンの生産
3 健康・食品素材
3.1 アストラガルス属植物毛状根による粘質物の生産 伊佐 隆
3.1.1 トランガントガム
3.1.2 カルスと毛状根の誘導
3.1.3 オパインアッセイ
3.1.4 生産された多糖の解析
3.1.5 おわりに
3.2 カンゾン培養によるglycyrhizinの生産 野口博司
3.2.1 なぜカンゾウを?
3.2.2 毛状根の誘導
3.2.3 毛状根の生長とグリシルリチンの生産
3.2.4 glycyrrhizin以外の成分
3.3 チクルの生産 伊東禧男,細見和雄
3.3.1 はじめに
3.3.2 Sapodilla培養細胞によるチクル成分の生産について
3.3.3 液内培養細胞の生産物
3.3.4 各種生産条件の検討
3.3.5 ジェルトン,ソルバ丸培養細胞による樹脂生産
3.3.6 おわりに
4 色素
4.1 アントシアニンの生産 山本好和
4.1.1 はじめに
4.1.2 植物細胞培養によるアントシアニン生産
4.1.3 アントシアニンの工業への応用
4.2 ベニバナ培養細胞による紅色色素の生産 久坂一仁
4.2.1 はじめに
4.2.2 ベニバナ色素について
4.2.3 ベニバナカルスの誘導
4.2.4 紅色色素産生誘導
4.2.5 紅色色素高生産培地の検討
4.2.6 ベニバナ培養細胞による産生紅色色素の性質
4.3 アカネ色素の生産 小竹欣之輔,市 隆人,楠原圭子
4.3.1 はじめに
4.3.2 セイヨウアカネ色素の特徴
4.3.3 セイヨウアカネカルスによる色素生産
4.3.4 セイヨウアカネ毛状根による色素生産
4.3.5 セイヨウアカネカルス,毛状根の大量培養
4.3.6 セイヨウアカネカルスおよび毛状根の増殖と色素生産
4.3.7 培養生産物の突然変異原性
4.3.8 おわりに
4.4 ジャーミクリソンの生産 野口博司
4.4.1 はじめに
4.4.2 ジャーミクリソンの生合成
4.4.3 毛状根におけるジャーミクリソンの生産
第4章 植物細胞培養による有用物質生産の今後の展望 三澤正愛
1 はじめに
2 生産性向上の試み
2.1 培養条件の最適化
2.2 エリシターの利用
2.3 高生産株の選抜
2.4 分化培養
2.5 バイオトランスフォーメーション
2.6 固定化細胞の利用
2.7 人工変異株の造成
2.8 遺伝子組み換えの利用
3 経済性
4 何を生産すべきか
4.1 医薬品
4.2 食品添加物、その他
4.3 新物質の探索
5 おわりに
目次
第1章 植物細胞培養系における有用物質生産の基礎(植物代謝機能の実験系としての植物細胞培養系;物質生産系としての植物細胞培養系 ほか)
第2章 植物細胞培養と有用物質生産のための基礎技術(有用物質生産のための大量培養;遺伝子操作による物質生産 ほか)
第3章 各種有用物質の生産(医薬品・生理活性物質;化粧品素材 ほか)
第4章 植物細胞培養による有用物質生産の今後の展望(生産性向上の試み;経済性 ほか)
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