漢字の生態学―日本語を鍛える漢字力のために

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  • サイズ B6判/ページ数 217,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882029861
  • NDC分類 811.2
  • Cコード C0081

出版社内容情報

日本は「ニホン」か「ニッポン」か? さまざまな異称、人名・地名、物事の程度・区別を
表す漢字、似ているけれど異なる漢字……百面相のような漢字空間を探索する。

日本は「ニホン」か「ニッポン」か? 文脈によって驚くほど意味や音を変える漢字。さ
まざまな異称、人名・地名、物事の程度・区別を表す漢字、似ているけれど異なる漢
字……百面相のような古今の漢字空間を散策する。【……逆説的な言い方をすれば、
やさしい漢字ほど、むずかしい。実際のところ、画数も多く読み方もむずかしい漢字
が、多岐にわたる意味を持ち、かつ多様な読み方があることは少ないのである。それ
にくらべて、画数も少なく読み方もやさしい漢字のほうが、実は多くの意味を持ち、
その読み方もむずかしいのである。……漢字は、さまざまな読み方ができる。それに
とどまらず、一つの漢字が多様な意味を有しているから、漢字に対してさまざまな観
点から照明を当てれば、漢字の持つ、円満具足な面から卑小・偏頗な面まで、いろい
ろな側面を知ることができるであろう。(「はしがき」より)】

内容説明

さまざまな異称、人名・地名、物事の程度・区別を表す漢字、似ているけれど異なる漢字、百面相のごとき漢字空間を逍遙・散策し、漢字の生態を探究する。

目次

第1章 知らなければ、まるで見当のつかない漢字の異称
第2章 異化する人名・地名
第3章 物事の程度・区別を表す漢字
第4章 似ているけれども、異なる漢字
第5章 罵り語にもいろいろある
第6章 やさしいけれども、正確に音読みできない漢字

著者等紹介

川越泰博[カワゴエヤスヒロ]
1946年宮崎県日南市生まれ。1976年中央大学大学院文学研究科博士課程単位取得。現在中央大学文学部教授(大学院併任)。博士(史学)
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