出版社内容情報
近代西洋諸国家における「エリート」と「民衆」の意識のずれに焦点を当て、近代化への過程で起きた民衆運動の諸相を多元的に論じ、国家と社会の関係に新視点を提示する。
内容説明
「エリート」と「民衆」の意識のズレに焦点を当て、近代化への過程で起きた民衆運動の諸相を多元的に論じ、国家と社会の関係に新視点を提示する。
目次
序章 たたかう民衆の世界
第1章 自ら記録した農民たち―ブルボネ農民組合運動の歴史
第2章 襲われるユダヤ人/襲うウェールズ人―一九一一年トリディガーにおける反ユダヤ人暴動
第3章 農民組合「友愛」のもとに―セビーリャ県のコンスタンティーナ(一九一八年~二〇年)
第4章 「母」であること、「市民」であること―アメリカ合衆国における全国禁酒法をめぐる一考察
第5章 家族の「ユダヤ人」を返せ―ナチ体制下・ベルリンでのローゼン通り抗議(一九四三年)の解釈をめぐって
第6章 土地と自由を求めて―民主化後のアンダルシアにおける農業労働者組合(SOC)の運動
第7章 呪縛としての自由―保守主義時代を招いたアメリカ特有の政治風土
著者等紹介
岡住正秀[オカズミマサヒデ]
1949年福岡県生まれ、北九州市立大学外国語学部教授
中野博文[ナカノヒロフミ]
1962年福岡県生まれ、北九州市立大学外国語学部教授
久木尚志[ヒサキヒサシ]
1962年京都府生まれ、北九州市立大学外国語学部教授
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