出版社内容情報
自由と平等を謳い、それを信奉するアメリカに何故“奴隷制”が創設され、人種差別が存在するのか。アフリカ系アメリカ人の歴史を通して自由主義の隠された側面をえぐる。
内容説明
自由と平等を謳うアメリカに何故“奴隷制度”が成立し、人種差別が存在するようになったのか?アメリカ史を“正当化”する近代化史観の“負”を問う。
目次
近代化史観と黒人史
第1部 背景(アフリカ再考;年季奉公人から黒人奴隷へ)
第2部 差別(奴隷制度と人種差別;レイシスト社会の出現;自由黒人)
第3部 文化(ハイブリッド化する植民地文化;アンテベラム期の黒人文化;近代・南部・奴隷制度)
ヒップ・ホップと脱構築―「あとがき」にかえて
著者等紹介
小山起功[コヤマユキノリ]
1940年横浜生れ。1970年ルーズベルト大学大学院修士課程修了(アメリカ史専攻)。専修大学教授
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