出版社内容情報
麻布高校の教師時代に「岩波文庫」を国語の教科書に使い続けたことで評判になった“本の虫クリツボ”が、20年にわたり本と映画と格闘した同時代批評―書評の足跡!
内容説明
麻布中学・高校の教師時代に『岩波文庫』を国語の教科書に使い続けたことで評判になった“本の虫クリツボ”が、20年にわたり本と映画と格闘した同時代批評。
目次
イーヨーが眼ざめた(1983・4~1984・3)
ゴジラが破滅を読んだ(1984・4~1985・3)
ヴェンダースは警告した(1985・4~1986・3)
シマダ・マサヒコは天才だった(1986・4~1987・3)
プラトーンは叙事詩だった(1987・4~1988・3)
リクルートで自分が分かった(1988・4~1989・3)
ビデオテープが神だった(1989・4~1990・3)
タダノ教授が講義した(1990・4~1991・3)
カラオケが病いを除去した(1991・4~1992・3)
バーチャルが人間を支配した(1992・4~1993・3)〔ほか〕
著者等紹介
栗坪良樹[クリツボヨシキ]
1940年、旧満州奉天(現・瀋陽)市生まれ。小学校から高校まで北海道で過ごす。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業。大学院文学研究科に進む。13年間、私立麻布学園につとめ、現在青山学院女子短期大学教授。1992年、青山学院女子短期大学学長に就任(2000年まで在任)。その間学校法人青山学院理事、評議員。現在、日本短期大学協会広報委員会委員、就職問題委員会副委員長、文部科学省就職問題懇談会委員。NHKラジオ講座「現代文」の講師、第一学習社「国語」教科書編集委員をそれぞれ20年余りつとめる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。