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出版社内容情報
18世紀、オペラ文化が華々しく開花した時代。モーツァルト以前、そして同時代のドイツ系作曲家15人に光を当て、〈18世紀のオペラ〉の魅力を発掘! 作曲家の生涯、時代背景や都市との関連、代表的なオペラ作品を「人物相関図」とともに紹介する。
フックス《月桂樹に変身したダフネ》
ペープシュ《乞食オペラ》
カイザー《クロイソス》
テーレマン《ピンピノーネ》
ヘンデル《ジュリアス・シーザー》
ハッセ《抜け目のない女中》
グラウン《クレオパトラとシーザー》
ホルツバウアー《シュヴァルツブルクのギュンター》
グルック《中国の皇女たち》
G. A. ベンダ《ローメオとユーリエ》
ヒラー《姿を変えられた女房たち》
ガスマン《伯爵令嬢》
ハイドン《哲学者の魂》
J. C. バッハ《ゴールのアマディ》
ディッタースドルフ《医者と薬剤師》
●年表・主要オペラ作品一覧・地図付
内容説明
18世紀、オペラ文化が華々しく開花した時代。モーツァルト以前、そして同時代のドイツ系作曲家15人に光を当て、“18世紀のオペラ”の魅力を発掘!作曲家の生涯、時代背景や都市との関連、代表的なオペラ作品を「人物相関図」とともに紹介。
目次
序章 バロックからモーツァルトへ
“節操と剛毅”を守り通した宮廷音楽家―ヨハン・ヨーゼフ・フックス(一六六〇‐一七四一)
“乞食オペラ”と三人目のジョン―ヨハン・クリストフ・ペープシュ(一六六七‐一七五二)
ハンブルク・オペラ「黄金時代」の立役者―ラインハルト・カイザー(一六七四‐一七三九)
音のマルチ・クリエーター―ゲオルク・フィーリプ・テーレマン(一六八一‐一七六七)
ロンドンで花開いた「ドイツ系」イタリア・オペラ―ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(一六八五‐一七五九)
モーツァルトに道を譲った「時代の寵児」―ヨハン・アードルフ・ハッセ(一六九九‐一七八三)
大王とともに歩んだオペラ人生―カール・ハインリヒ・グラウン(一七〇三?‐一七五九)
マンハイムの星はきらめく―イグナーツ・ヤーコプ・ホルツバウアー(一七一一‐一七八三)
オルフェウスの旅人―クリストフ・ヴィリバルト・グルック(一七一四‐一七八七)
そして誰も死ななかった『ロミオとジュリエット』ゲオルク・アントーン・ベンダ(一七二二‐一七九五)
歌に生き、啓蒙に生き―ヨハン・アーダム・ヒラー(一七二八‐一八〇四)
音楽家を演じた祝祭の旅路の果て―フローリアーン・レーオポルト・ガスマン(一七二九‐一七七四)
時代の狭間で書かれたもうひとつの“オルフェーオ”―フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(一七三二‐一八〇九)
大バッハの一八番目の子供―ヨハン・クリスティアン・バッハ(一七三五‐一七八二)
フィガロをおしのけた“医者と薬剤師”―カール・ディッタース・フォン・ディッタースドルフ(一七三九‐一七九九)
著者等紹介
丸本隆[マルモトタカシ]
1944年、京都生まれ。京都大学文学部卒業、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、早稲田大学法学部教授、東京音楽大学非常勤講師。専攻は演劇学(とくにドイツを中心とする西洋の演劇・オペラ文化)
伊藤直子[イトウナオコ]
東京生まれ。上智大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、国立音楽大学、中央大学などで非常勤講師。専攻は近代ドイツ文学(おもに世紀転換期)
倉敷武[クラシキタケシ]
東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程修了。同大学大学院文学研究科博士後期課程在学中、死去。専攻はモーツァルトを始めとするドイツ語圏音楽劇
中野京子[ナカノキョウコ]
北海道生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士前期課程修了。現在、早稲田大学、明治大学、洗足学園大学で非常勤講師。専攻は19世紀ドイツ文学、オペラ、バロック美術。日本ペンクラブ会員
長谷川悦朗[ハセガワエツロウ]
埼玉生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。1997~2000年DAAD(ドイツ学術交流会)奨学生としてハイデルベルク大学留学。現在、早稲田大学、東京電機大学、跡見学園女子大学で非常勤講師。専攻は18世紀ドイツ語圏演劇・音楽劇
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