出版社内容情報
9世紀英国を代表する詩人、ブラウニング夫人の実在のメイドの視点で描かれる伝記的歴史小説の傑作。主人の駆け落ちとともにイタリアに渡った女性の数奇な人生を辿る。
内容説明
1846年、ヴィクトリア朝を代表するふたりの詩人、ロバート・ブラウニングとエリザベス・バレット・ブラウニングがイタリアへ駆け落ちした。ブラウニング夫人の実在のメイド、エリザベス・ウィルソンは彼らとともに故国を離れ、イタリアで数奇な運命をたどることになる―。E.B.ブラウニングの伝記で王立協会文学賞を受賞したマーガレット・フォースターが、緻密な調査を基に、ヴィクトリア朝時代を活写。高名な詩人夫妻の素顔、越えられない階級間の溝―困難な現実を乗り越えて成長していく女性の姿を見事な筆致で描いた名作。
著者等紹介
フォースター,マーガレット[フォースター,マーガレット][Forster,Margaret]
1938年、イギリス北西部のカーライルに生まれる。公立高校から奨学金でオックスフォード大学サマーヴィル・カレッジに進み、歴史を専攻。1960年の卒業と同時に、ジャーナリストのハンター・デイヴィス氏と結婚し3人の子どもを育てた。現在、ロンドンと湖水地方に居を構えて作家活動を行ない、ブッカー賞の審査員も務める。エリザベス・バレット・ブラウニングの伝記Elizabeth Barrett Browning(88)で王立協会文学賞、ダフネ・デュ・モーリアの伝記Daphne du Mourier(93)でフォーセット・ブック・プライズを受賞
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