出版社内容情報
家庭用燃料の主役から衰退へ。現在は地球環境保全物質でもある木炭。製炭技術の向上・品質改善に取り組んだ人々とその第一線の生産者である炭焼きの生活と歴史を描く。
内容説明
全国一の生産量を誇った岩手県を中心に、製炭技術の向上・木炭の品質改善に取り組んだ人々、生産者である炭焼きの生活に軸足をおいて描く木炭近代化の歩み。
目次
第1部 木炭の百年(明治三〇年代の炭焼き―改良製炭法以前;商品としての木炭生産―改良製炭法の導入 ほか)
第2部 「岩手木炭」の人々(初代岩手県木炭教師―小野寺清七の生涯;炭焼き天狗―佐々木圭助伝 ほか)
第3部 この貧しき人々(専業製炭者の住生活;県の『専業製炭の実態調査』)
第4部 平成の炭焼き(進む過疎と高齢化;炭がまがある村 ほか)
おわりにかえて(岩手の山村からの報告;地球温暖化防止の視点から―バイオエネルギー)
著者等紹介
畠山剛[ハタケヤマツヨシ]
1933年茨城県土浦市に生れる。1956年岩手大学農学部卒業。以後、岩手県の田野畑、有芸、県立教育研究所、箱石、宮古第二、千徳、大川、釜津田の各中学校教師を経て1993年退職。農業をしながら調査と研究を続ける
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