Jポップの日本語―歌詞論

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784882027522
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0073

出版社内容情報

ポップの歌詞は文学作品の宝庫!? メロディを切り離して論じてみると……。 浜崎あゆみ、GLAY、から浜田省吾までの12人のアーティストの自作の歌手を読むと、「いま」という時代が見えてくる。/収録内容/浜崎あゆみ~共感はどこまで可能か/GLAY~「ここではない、どこか」を目指す運動/ミスター・チルドレン~自分探しの旅とそのキツさ/ラルク・アン・シエル~ホラーと宗教の隙間にあったポップス/椎名林檎~国民的アングラ歌手/ゆず~コンヴィヴィアルな二人/スピッツ~天上と地上のあいだの放浪地獄/鬼束ちひろ~直感を歌う巫女/小田和正~歌詞に命を吹き込む声の力/槇原敬之~二つの騒動/サザンオールスターズ~〈波〉と〈涙〉に集約されたサザンの真骨頂/浜田省吾~約束の地はどこにあるのか/Jホップにあふれる〈懐かしさ〉について/浜崎あゆみの技法/子供の歌で社会がわかる/近田春夫の批評の秘密、ほか。

内容説明

Jポップの歌詞は文学作品の宝庫!?メロディを切り離して論じてみると…。浜崎あゆみ、GLAYから浜田省吾まで12人のアーティストの自作の歌詞を読むと、「いま」という時代が見えてくる。

目次

序章 歌詞の再発見
1 アーティスト論(浜崎あゆみ―共感はどこまで可能か;GLAY―「ここではない、どこか」を目指す運動;ミスター・チルドレン―自分探しの旅とそのキツさ;ラルク・アン・シエル―ホラーと宗教の隙間にあったポップス;槇原敬之―二つの騒動;サザンオールスターズ―“波”と“涙”に集約されたサザンの真骨頂;浜田省吾―約束の地はどこにあるのか)
2 テーマ批評(Jポップにあふれる“懐かしさ”について;“二人”の研究;“横顔”の記号論;浜崎あゆみの技法;Jポップ前史;こどもの歌で社会がわかる―「だんご3兄弟」VS「およげ!たいやきくん」;近田春夫の批評の秘密―『考えるヒット』を考える)

著者等紹介

見崎鉄[ミサキテツ]
1965年、長野県生まれ。ライター
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MASA123

9
図書館本のあまり読まれていない感じの本(20年前の本だが保存状態が良好)。 浜崎もミスチルもGKAYも聴かないので、ほとんど読み飛ばして、小田和正、サザン、のところしか読んでないけど、共感はなかった。 2024/01/18

Nekono

3
ボーカロイドに初音ミクという人格が必要なのは歌というものが歌詞と歌う人格があって初めて歌詞に意味が生じる。この本は歌詞について歌手個別に細かく分析していく。Jポップは巷にあふれ、否応なしに聞かされ、情緒的に影響を受けている。「難癖」とも取れる執拗な分析は、作品のイメージをずらし、反転させ意識的にJポップを聞き直すことにある。そうすることで、流行歌としてのJポップの持つ時代の気分とでも言うものをあぶり出すことができる。俳句との比較やTUNAMIと影を慕いての比較など取り合わせの妙も面白い。続きが読みたい。2012/09/14

けーすけ

0
人の歌詞に難癖をつけてるだけ。ムカついた。2009/10/26

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