ラヴローフのナロードニキ主義歴史哲学―虚無を超えて

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  • サイズ A5判/ページ数 681,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784882027225
  • NDC分類 309.338
  • Cコード C1023

出版社内容情報

 “もう一つのロシア思想史”!
ロシア貴族から生まれた民衆救済思想は自己改革の哲学でもあった。ニヒリズムに抗したナロードニキ・ラヴローフの世界観と革命思想を、未公刊資料を多用しながら「人民の中へ」運動盛衰史のなかに位置づけ直す労作。

 収録内容
  誕生と成長(1823~1852)
  クリミア戦争から農奴解放前までの思想的進化(1852~1860)
  大改革期の哲学論争─出世作『人格論』をめぐる余計者論争
  60年代大改革期の社会運動への参加(1860~1869)
  代表作『歴史書簡』における歴史哲学
  亡命とパリ・コンミュン体験(1870~1871)
  『前進!』誌発行にいたる過程(1872~1873)
  ヴ・ナロードと革命戦術論争(1873~1877)
  民族と宗教の問題への『前進!』の基本的態度
  パリでの活動(1877~1879)
  「人民の意志」党と「チョールヌィ・ペレデル」の狭間で(1880~1882)
  「人民の意志」党支援と自由主義批判(1882~1900) 

内容説明

ロシア貴族から生まれた民衆救済思想は自己改革の哲学でもあった。“人民への負債”の観念を訴え、ニヒリズムに抗したナロードニキ・ラヴローフの世界観と革命思想を、未公刊資料を多用しながら「人民の中へ」運動盛衰史のなかに位置づけ直す労作。

目次

誕生と成長(1823‐1852)
クリミア戦争から農奴解放前までの思想的進化(1852‐1860)
大改革期の哲学論争―出世作『人格論』をめぐる余計者論争
60年代大改革期の社会運動への参加(1860‐1869)
代表作『歴史書簡』における歴史哲学
亡命とパリ・コンミュン体験(1870‐1871)
『前進!』誌発行にいたる過程(1872‐1873)
ヴ・ナロードと革命戦術論争(1873‐1877)
民族と宗教の問題への『前進!』の基本的態度
パリでの活動(1877‐1879)
「人民の意志」党と「チョールヌィ・ペレデル」の狭間で(1880‐1882)
「人民の意志」党支援と自由主義批判(1882‐1900)

著者等紹介

佐々木照央[ササキテルヒロ]
1946年4月福岡県直方市に生まれる。1965年3月福岡県立鞍手高等学校卒業。1969年6月東京外国語大学ロシア科卒業。1969年7月一橋大学大学院社会学研究科修士課程入学。1972年5月一橋大学経済研究所助手。1977年4月埼玉大学教養学部講師。1978年4月同助教授。1990年4月同教授。現在、埼玉大学教養学部教授
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