出版社内容情報
ワイルド没後100年記念出版! 本邦初の評伝!
19世紀末のイギリスでセンセーションを巻き起こしたワイルドの同性愛裁判。そのスキャンダ ルに翻弄された妻、コンスタンスの知られざる生涯に光をあてた評伝。
裕福な弁護士の家庭に生まれたコンスタンスは、時代の寵児ワイルドと結婚したことで、一躍 世の脚光を浴びるようになる。しかし、彼女は「ワイルドの妻」という役割に甘んじず、雑誌 記事を書いたり、婦人服改革運動や政治活動も行う当時の「新しい女」でもあった――。
ワイルドとの恋愛時代、家庭生活も垣間見られる興味深い1冊。
内容説明
19世紀末のイギリスでセンセーションを巻き起こしたワイルドの同性愛裁判。そのスキャンダルに翻弄された妻、コンスタンスの知られざる生涯に光をあてた評伝。時代の寵児ワイルドと結婚したことで、社交界の華となった彼女は、婦人服改革運動や政治活動も行う当時の「新しい女」でもあった―。
目次
たくさんの親戚
審美主義者
詩人に愛されて
蜜月
「美の家」
新しい女
家庭生活
デカダン
金髪の魔物
裏切り
最初の攻撃
忠実な妻
発覚
別離
ホランド婦人
すれちがい
最後の夏
死者のための祈り
エピローグ
著者等紹介
アモール,アン・クラーク[Amor,Anne Clark]
著述家。ロンドン大学卒業。ルイス・キャロル・ソサィアティ会長、ルイス・キャロル・ソサィアティ日本支部会員。オスカー・ワイルド・ソサィアティ運営委員。ロンドン在住。著書に中世の動物寓話をはじめとする動物についての民間伝承の研究(Beasts and Bawdy)をはじめとして、ルイス・キャロルの評伝(Lewis Carroll:A Biography)、キャロルに『不思議の国のアリス』を書かせたアリス・リデルの評伝(The Real Alice)、ラファエロ前派の画家、ウィリアム・ホールマン・ハントの評伝(William Holman Hunt:The True Pre‐Raphaelite)がある
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