出版社内容情報
ブラジル発見500年、 記念出版! “ヴェルデーアマレーロ”原生林と黄金の国ブラジルをグローバルに理解するために、500年にわたる文学事象を、文化、社会、政治等の視座から通観する。世界的名声を博するマシャード・デ・アシス、ジョルジュ・デ・アマードを始め、多彩な作家の顔を持つブラジル文学の魅力は、日本ではほとんど知られていない。ポルトガル植民地の歴史を刻むかの国は、砂糖黍プランテーションの労働力確保のため、インディオにかわって多数の黒人を移入したのでポルトガル人、インディオ、黒人を含む白人、日系人など多様な民族が文化基層を形成している。こうした複合的な民族文化は文学にも如実に反映されており、ヨーロッパ文学だけでなくインディアニスタ文学、日系コロニア文学、ポストモダンの都市文学など多彩である。本書は、知られざるブラジル文学の歴史と、年代ごとの代表的作家の作品紹介を中心に編んだ本邦初の文学事典である。
内容説明
ブラジル「発見」500年、記念出版!“ヴェルデーアマレーロ”原生林と黄金の国をグローバルに理解するために、500年にわたる文学事象を、文化、社会、政治等の視座から通観する本邦初の画期的な文学事典。
目次
第1章 ブラジル文学の起源(1500~1601)
第2章 バロック主義(1601~1768)
第3章 アルカディズム(1768~1836)
第4章 ロマン主義(1836~1881)
第5章 写実主義・自然主義・高踏主義(1881~1902)
第6章 象徴主義(1893~1902)
第7章 前近代主義(1902~1922)
第8章 近代主義(1922~現在)