出版社内容情報
〈社会的・文化的〉性差という新しい概念は文学の読みに変容をもたらしたのか? 文学作品・映画批評を通してその可能性を探る「フェニミズム研究会」会員による批評集。
収録内容
ジェンダーを読みなおす 武田悠一
幻想の少女―「赤毛のアン」 角田信恵
D・H・ロレンスと世紀末の性幻想 加藤洋介
母の呪縛―『黙秘』における母性と語り 平林美都子
〈まなざし〉の異性愛―ヒッチコックの「めまい」 武田悠一
スピヴァクの「サバルタンは語ることもできる」 鵜殿えりか
異装のジェンダー―『十二夜』を読む 石塚倫子
クロサワ・アキラの異装性―ジェンダーで読む戦後日米関係 岩田和男
ポリティカル・ボディとしての「M・バタフライ」 武田美保子
身体をして語らしめよ―レスビアン言語 平林美都子
義務としての結婚―オスカー・ワイルドの犯罪 角田信恵
郷愁のレズビアニズム―「孤独の井戸」トライアングル 武田美保子
内容説明
“社会的・文化的”性差という概念は、文学の読みに変容をもたらしたのか?作品批評を通してその可能性を探る。
目次
序論 ジェンダーを読みなおす
1 ジェンダー・ポリティックス(幻想の少女―L.M.モンゴメリの『赤毛のアン』;D.H.ロレンスと世紀末の性幻想―『虹』をめぐって ほか)
2 異装とジェンダー(異装のジェンダー―『十二夜』を読む;クロサワの異性装―ジェンダーで読む戦後日米関係 ほか)
3 クィア・セクシュアリティ(身体をして語らしめよ―ダフニ・マーラットのレズビアン言語;義務としての結婚―オスカー・ワイルドの「アーサー・サヴィル卿の犯罪」 ほか)
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