出版社内容情報
古代ギリシアにおける神話は、生活に密着したもの、歴史そのものであり、民族の系譜や国家の由来を“神話”という形で確認し、儀礼・祭祀、祭典として演じることで後世に伝える手段であった。本書は、古代アテネの歴史を再構成しながら、ギリシア悲劇に象徴される多様で豊富な神話世界を読む。
1章アッティカの諸王
1 アテナ女神とポセイドン神
2 パンアテナイア祭
3 諸王の交代
4アイゲウス王とコリントスの地―エウリピデス『メデイア』
2章テセウス王の時代
1 誕生と成長(「テセウスの功績」)
2 アッティカの支配者としてのテセウス
3 テセウス家の悲劇―エウリピデス『ヒッポリュトス』
3章アテナイの歴史的発展
1 民族の系譜―エウリピデス『イオン』
2 神話から歴史へ
3 ペルシア戦争―アイスキュロス『ペルシア人』
附録
1神々の系譜
2アテナイ王家の系譜・・・
内容説明
古代アテネの歴史を再構成しながら、ギリシア悲劇に象徴される多様で豊富な神話世界を読む。
目次
第1章 アッティカの諸王(アテナ女神とポセイドン神;パンアテナイア祭;諸王の交代;アイゲウス王とコリントスの地―エウリピデス『メデイア』)
第2章 テセウス王の時代(誕生と成長;アッティカの支配者としてのテセウス;テセウス家の悲劇―エウリピデス『ヒッポリュトス』)
第3章 アテナイの歴史的発展(民族の系譜―エウリピデス『イオン』;神話から歴史へ;ペルシア戦争)