英国ヴィクトリア朝のキッチン

英国ヴィクトリア朝のキッチン

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784882025641
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0022

内容説明

ヴィクトリア朝の英国貴族は何を食べていたのか?19世紀のカントリー・ハウスのキッチンをリアルに再現。実際にヴィクトリア朝の料理が作れるレシピ付き。

目次

キッチンの見取り図
女主人
使用人
キッチン用品
ヴィクトリア朝の価値観
キッチンと菜園
保存食品作り
買い物
朝食
昼食〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

天の川

20
BBCの底力を見た!という感じです。ヴィクトリア朝キッチンの再現の苦労話も織り交ぜながら、食に関することが実に詳細に解説されています。当時のイラストや写真、再現時の写真…何度も繰り返し楽しみました。中学生の頃に読んだ『レベッカ』でマンダレイでの食事の光景がストーリーより気になった私。憧れのオードリーエンドハウスを訪れて以来、マナーハウスに関連するものには目がありません♪『エマ』から、今はドラマの『ダウントン・アビー』…。手元に置きたくなった本ですが、絶版とは残念・・・2014/07/18

たまきら

19
沖永良部島出身だった祖父の実家跡地に行った時、「これでご飯を作ったよ」とちいさな七輪のようなかまどのようなものを親戚が見せてくれた。ついこの間まで冷蔵庫はなく、人々は新鮮な食べ物を食べることも難しかった。都会ならそれはいかばかりか…。それは英国もまた同じ。この本は非常に貴重な記録であるばかりでなく、読んでいて単純に楽しい。「英国の階級制では労働者階級に不満はない。彼らには誇りがあるからである」子どもの頃読んだそんな言葉より、この本の一枚の挿絵からくみ取れるものが大きかった。レシピもついていて楽しいです。2018/05/02

くさてる

12
題名通りに、英国ヴィクトリア朝の食文化についての一冊。食に携わる人々の生活、食材そのもの、料理、調理方法、キッチン用品…隅から隅まで丁寧に拾い上げて解説されています。そもそもはヴィクトリア朝の食文化を現代に再現させるための取り組みだったようで、その苦労話もところどころで読むことが出来ます。専門的な話も多いのでちょっと難しいところもありました。2014/05/20

viola

8
意外とこのようにまとまった本というのはないかもしれません。特にヴィクトリア朝の食、そうでなくてもイギリスの昔の食について関心がある方なら楽しめそうな内容がてんこもり。 個人的に面白かったのは、「ウナギの皮の剥ぎ方」や菜園や飲み物について。 この頃にはディナーは夕食を既にさしているようだけれど、いつからこうなったのかなー。気になります。2010/10/25

きりぱい

5
珍しく?文学作品の引用が一切ない。代わりに当時の実用書の引用や再現の試みなどで進められるため、時代の価値観や、台所仕事における実話経験談の部分が非常にリアルで面白い。特に使用人の階級や役割分担についての解説が細かく、他の項も微にいり細にいりの説明で、時代はもっと古くなるけれど、映画の「宮廷料理人ヴァテール」や「バベットの晩餐会」などの仕込み風景を思い出したりした。2009/06/17

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