内容説明
大づかみに言って帝政ロシアとソ連、新生ロシアの関係は一面断絶、一面継承の軌跡とみることができるではないか。本書はこうした観点から、帝政ロシアとソ連と新生ロシアの社会・政治の基本的な枠組みを探った試みである。
目次
第1部 近代ロシア社会の様相―ソ連の母体として(ロシア社会の特色―きびしい階層的区画;身分社会としての性格;帝政ロシア研究の今日的意味)
第2部 ソビエトの夢と現実―党綱領・規約・憲法にみる(党綱領の沿革;共産党の組織の変遷―規約改定の沿革にみる;未完の党綱領と最後の党規約―第二十八回党大会の意味 ほか)
第3部 新生ロシア国家の骨格―憲法と共産党をめぐって(ロシア憲法の考察―大統領対議会の関係の視点から;ロシア連邦共産党の性格―党綱領の分析を中心に;ロシア共産党の組織と人事―党規約の分析を中心に ほか)
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