内容説明
18世紀植民地戦争に敗れたカナダのフランス人移民“アカディアン”が辿った悲劇と民族の誇りを謳う長編傑作!1979年度ゴンクール賞受賞作品。
著者等紹介
マイエ,アントニーヌ[マイエ,アントニーヌ][Maillet,Antonine]
1929年、カナダ、東海岸のブクトゥッシュ(ニュー・ブランズウィック州)で生まれる。初等・中等教育をブクトゥッシュ、メムランクックで受け、モンクトンのノートルダム・ダカディコレージュで学士号を取得。その後、この地域のあちこちで教鞭を取りながら、創作活動を始める。初めは戯曲やドラマの台本が多く、1970年にラジオ・カナダの放送で彼女自身が朗読した『ラ・サグインヌ』はその後、ヴィオラ・レジェの一人芝居として上演されて大成功を収め、作者の名を世界的に有名にした
大矢タカヤス[オオヤタカヤス]
1944年生まれ。東京大学大学院仏文科博士課程中退。東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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