内容説明
錯綜した現代史の実証的研究!新進気鋭の研究者による「アメリカの対外政策」「ロシア・東欧の外交・内政」「植民地下の台湾」問題などテーマ別の再検証。編者の回想記「私と歴史学」を付す。
目次
F・D・ローズヴェルトの外交指導と合衆国の権力状況―第二次世界大戦参戦までの時期を中心にして
原子爆弾の投下の決定
ジョージ・ケナンの核兵器観と米国核政策―1945年‐50年
革命ロシアの対外政策―対トルコ政策に見る初期ソヴィエト外交の転換
「追放」ズデーテン・ドイツ人補償問題をめぐるチェコ‐ドイツ関係
ハンガリーの1989年―権力の変質論としての考察
ロシア地方自治の実証研究―モスクワ市を中心に「中央」と「地方」の関係を考える
台湾の民族運動と植民地統治下の教育問題―台湾同化会の活動と公立台中中学校の設立運動
回想の半世紀―私と歴史学