出版社内容情報
社会問題化する「ブラックバイト」。学生を食い潰す、その恐るべき実態とは。親・教師に向けた対策も提示。
内容説明
学生たちを食い潰す「ブラックバイト」が社会問題化している。休みのない過密シフトで心身を壊すほど働き、売上ノルマのため「自爆営業」も強いられる。授業に出ることもできず、留年・退学に至るケースまで…。多くの相談・解決にあたった著者が、恐るべき実態と原因を明らかにし、具体的な対策をも提示する。
目次
1章 学生が危ない―ブラックバイトの実態(辞められずに「死にたいと思った」―外食チェーン店の事例;バイトで就職活動ができない―コンビニチェーン店の事例 ほか)
2章 ブラックバイトの特徴(学生の「戦力化」―生活全体がアルバイトに支配される;安くて、従順な学生 ほか)
3章 雇う側の論理、働く側の意識(業界の事情;ブラック企業とブラックバイト ほか)
4章 どうすればいいの?―対策マニュアル(異変に気づく家族と教師;ブラックバイトの見分け方 ほか)
5章 労働社会の地殻変動(牢獄と化す下層労働;非正規雇用の性質変化 ほか)
著者等紹介
今野晴貴[コンノハルキ]
1983年宮城県生まれ。NPO法人POSSE代表。ブラック企業対策プロジェクト共同代表。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在籍。専門は労働社会学、社会政策。著書に『ブラック企業―日本を食いつぶす妖怪』(文春新書、第13回大佛次郎論壇賞受賞)、『ブラック企業ビジネス』(朝日新書)、『生活保護―知られざる恐怖の現場』(ちくま新書)(上記2著で日本労働社会学会奨励賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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