ロシアの神々と民間信仰―ロシア宗教社会史序説

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  • サイズ A5判/ページ数 234p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784882024255
  • NDC分類 387
  • Cコード C0022

内容説明

ロシアでは神を信じない者も、悪魔は信じたのである。ロシア社会と宗教の「影」の部分―異教・迷信・呪術―を微細に考察する本格論考。

目次

中世ロシアの聖ニコラ信仰―農民の神概念と宗教的プラグマチズム
中世ロシアの異教と教会
十四世紀ロシアのペスト流行と宗教界
十六世紀イヴァン雷帝の『百章教会令』
十七世紀ロシアの魔女裁判
十九世紀ロシア農民の俗信と旧習―その神経症的症候群を繞って
十九世紀ロシア農民の犯罪と暴力―その非キリスト教的道徳の世界
十九世紀ロシア農民の大地信仰―悪魔に抗する母なる神
ロシアの神々と民間信仰―崩れた民衆の神話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相模

1
面白い。 ロシアの農民の信仰の在り方がこれほどわかりやすく、的確に書かれた本はないんじゃないだろうか。 ロシアの現世利益的な考え方と、大地信仰。東方正教会とだけでは表せないロシアの農民の信仰の、その複雑さ単純さが分かりやすく描かれている。 個人的には、ロシアは罪を犯さないことよりも、赦しに重点をおく、というのが特に納得出来てしまった。赦されるために罪を犯すような、純粋さがある国だ。 この特異さを、宗教や哲学、文学に関心のある人間ならば是非知ってほしい。2014/02/02

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