内容説明
フランス革命期のパリを訪れたロシアの若き文学者、ニコライ・カラムジン・憧れの都に胸躍る彼の眼にうつったものは―革命下のパリの素顔。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ロピケ
3
『戦争と平和』を読んでからロシア貴族のフランスへの傾倒ぶりに興味が湧いた。1790年3月末から数カ月間パリを中心にフランスに滞在する。冒頭のパリへ入る著者の感激ぶりが微笑ましい。もっとも、この旅行の記録もところどころ正確さに欠けているのだけれどそれは仕方ない。それよりも、著者がパリにいた当時、ルイ16世やマリー・アントワネットや(国王一家はヴェルサイユからパリのチュイルリー宮に住まわされていた)を見かけ、深く同情している。ロシアの西洋化政策はピョートル大帝から始まったということ。革命直後の生々しさも伝わる2011/03/06
ワイルドローズ
2
パリの歴史的建造物に思いをはせることができました。2015/02/03
オペラ座のカニ人
1
昨年10月にアマゾンで買った本、半年以上経ってやっと読み終えた。フランス革命の当時ロシア人が3カ月間パリに滞在して書いた日記。外国人から見たフランス革命フランスの名所観光地?をめぐって感想を聞くことができた。ベルサイユ宮殿、プチトリアノンを訪問した記録は参考になった。2022/06/29