魚つりと鯨とりの文学

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  • サイズ B6判/ページ数 333p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784882022688
  • NDC分類 904
  • Cコード C0095

内容説明

開高健はなぜあれほど釣りに魅せられたのか?「釣仙」井伏鱒二の釣りとは?真の太公望・幸田露伴の釣りと捕鯨の文章の素晴らしさ。ヘミングウェイ『老人と海』とメルヴィル『白鯨』との関係は。『古事記』、ホメロス、『聖書』、モーバッサン、ソロー、マーク・トウェインなど、古今東西の文学作品を渉猟し、釣りと捕鯨の種々相を探る。

目次

海幸彦・山幸彦とアユを釣る神功皇后―『古事記』
古典古代の釣りと聖書の鯨―ホメロス、プラトンほか
太公望と露伴―幸田露伴「太公望」
人生と物とを愛すること―ウォルトン『釣魚大全』
「白鯨」は鯨か―メルヴィル『白鯨』
ソローの宇宙的な釣り―『ウォールデン・森の生活』
ハックの釣りとトウェインの願望―『ハックルベリ・フィンの冒険』
釣り人は善人なり―モーパッサン「二人の友」「あな」
釣りと生死の一如の愛―幸田露伴「幻談」
鯨を殺すことの現実―幸田露伴「いさなとり」
釣りは人を救う―ヘミングウェイ「大きな二つの心臓の川」
エイハブにすがりつくサンティアーゴ―ヘミングウェイ『老人と海』
釣仙、井伏鱒二―『川釣り』ほか
魚は女か生命か―開高健の釣り

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