内容説明
演劇の野田秀樹、マンガの高橋留美子の作品世界を通して、高度化した情報化社会のなかで大きく変貌した“80年代”の文化と時代相を読む最新評論。
目次
野田秀樹の世界―現象としての劇団「夢の遊眠社」(ゲームのルール―“差別”をめぐって;疾走する子供たち―少年論的アプローチ;速度の演劇―言葉の消費構造;劇世界の構築―ストーリー生成のパターン;現代演劇の成立―システムとしての演劇)
高橋留美子『めぞん一刻』論―80年代の物語(制度としての一刻館;数の修辞学―数値に還元される関係性;物語の生成―誤解のモチーフ;閉塞する物語―10時25分の風景)
劇団「夢の遊眠社」全公演リスト
野田秀樹著作一覧
高橋留美子著作一覧