日本共産党「政権参加」近し！―不破・志位ソフト路線を読み切る

木下 義昭/早川 一郎【著】

世界日報社（1998/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 244p／高さ 19cm
• 商品コード 9784882010661
• NDC分類 315.1
• Cコード C0031

内容説明

「日米安保」破棄の凍結、「天皇制容認」など次々と柔軟な政策を打ち出す日本共産党。しかし、党綱領を変更する気配はなく、狙いが「革命」にあることは不変だ。スマイル戦術で国民をミスリードする共産党の実像に迫る警世の書。

目次

第１章　躍進する日本共産党―参院選大勝、「次の衆院選で五十一議席獲る」
第２章　アジア連帯に乗り出す共産党―中国共産党バックに米国抜きのアジア新秩序形成へ
第３章　どう読む不破哲三体制―スマイル戦術で変身装う
第４章　日本革命の道筋とビジョン―これが共産党の革命戦略・戦術だ！
第５章　共産党はこうして浸透する―着々と進む「一千万支持者」獲得への布石

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[がんぞ]

反共で鳴る世界日報社の本。'97都議選で第二党になり翌夏参院選比例票８２０万（得票率１４．６％）と民主党に次ぐ野党第二党で「政権参加も視野に入ってきた」とまず危機感をあおっておいて、その弱点・汚点を挙げていく。戦前からの功労者で百歳近い野坂参三・他をなぜ除名したのかと不審だったが、ソ連から敗戦翌年から数年間、毎月２００万円（現在の価値では２億円程？）資金提供を受けていたのを「あれはソ連の反党工作」と強弁するとは。文書費用などソフトな使途だけでなく、テロ工作資金にも当然遣われただろう。カルトの生命線は資金

2012/10/03