内容説明
ポストモダンの混迷状況への異議申し立て!ニーチェ、ハイデガーの哲学を縦軸に、モダニズムからポストモダニズムへの20世紀欧米文学を横軸に、新たな批評のヴィジョンを提示する。
目次
第1章 世界観の時代における神話
第2章 モダニズム神話形成の諸相
第3章 モダニズム神話形成の異相―T.S.エリオットとエズラ・パウンド
第4章 モダニズム神話形成の政治学
第5章 モダニズム神話形成の解体
第6章 神話と生きる―セルバンテスと新世界
第7章 神話なしで生きる―旧世界を脱構築する
むすび―イデオロギー、神話、そして批評
著者等紹介
ベル,マイケル[Bell,Michael]
1941年生まれ、ウォーリック大学教授で、これまで数多くの著作を発表している。代表的なものには『Primitivism』(1972年)、『The sentiment of reality:truth of feeling in the European novel』(1983年)、『F.R.Leavis』(1988年)、『D.H.Lawrence:Language and Being』(1992)、『Gabriel Garcia M´arquez』(1994年)などがあり、さらに近く『Sentimentalism,Ethics and the Culture of Feeling』(2000年)の出版が予定されている
安尾正秋[ヤスオマサアキ]
1957年生まれ。近畿大学助教授
杉山泰[スギヤマヤスシ]
1948年生まれ。京都橘女子大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。