感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
16
まずはこの屋敷自体に住むゆうれいの話。南部で両親と暮らしていたジュディは、捕虜として連れてこられた北軍兵士に恋をする。しかし北軍兵士はジュディの恋心を利用して逃げてしまう。ジュディは彼の言葉を信じてずっと待ち続けるが、戦争は北軍優勢になり、ジュディ達の街も戦火にさらされる。ポルターガイストものなので、大人が読んでも結構怖い。しかし語り手たるフォークナー自身の視点が彼女に対して優しいため、これくらい思いが強ければ、出てきてしまうだろうと思わせる。2025/02/17
lemon tea
2
ノーベル文学賞受賞のアメリカのウィリアム・フォークナーが自宅ローアン・オーク邸で従兄弟や近所の子供達に語り聞かせたゴースト・ストーリーを姪のディーンが思い起こしてまとめた本。2010/01/31