内容説明
吉備高原に山の学校(「のび小」「希望中」)がある。教師が子どもに対して(to)何かをしてやるとか、子どものために(for)何かをするのではなく、子どもと教師が生活(寄宿舎)と学習(教育)をともに(with)学び、歩む学校である。本書では子どもの日々の生活の哀歓が見事に描かれていて、ここには教育の原点がある。
目次
序章 希望学園の誕生
第1章 希望学園の生活
第2章 希望学園の学習
第3章 家庭と学校を結ぶ連絡帳
第4章 希望学園の行事
第5章 希望学園のアキレス腱とジレンマ
第6章 不登校児を考える
第7章 新しい不登校児へのアプローチ
第8章 私の教師論、そして提言
終章 明日に羽ばたけ
著者等紹介
井上肇[イノウエハジメ]
希望学園理事長、倉敷市立短大名誉教授、全国保育士養成協議会名誉会員。大正14(1925)年島根県に出生。戦後ある期間学校教員であったが、児童福祉に転じ、教護院(児童自立支援施設)、児童相談所(津山児童相談所長)、保育士養成教育(倉敷市立短大学長)などにたずさわった。退職後、新しい学校づくり(希望学園)に専念、今日に至る
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