内容説明
「西の古月・東の白隠」「枯禅の古月・勇猛の白隠」などと、常に白隠慧鶴と対比的にとらえられる古月禅材だが、白隠禅一流となった現在、その『語録(四会語録)』は、かえりみられず、未だに開版されたこともない。『四会語録』の原本は、古月開山の久留米福聚寺に保存されており、今回はその原本を底本に用い、古月遷化後、270年を経て、初めて活字化し、訓読・注記・意訳を加えて刊行するものである。近世禅宗史の全貌をとらえる必須の一書である。
目次
四會録 上
佛日名山金地大光自國禅寺語録(入院上堂;結冬安居上堂;冬夜小參;正旦上堂;解制上堂;小佛事 普説;法語;序記;〓香偈 眞讃 自讃;偈頌)
著者等紹介
能仁晃道[ノウニンコウドウ]
1957年佐賀県に生まれる。花園大学卒業後、禅文化研究所所員。曹洞宗松谷寺住職。禅文化研究所から語録訓注本を中心に著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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