内容説明
坐禅ブームのいま、人はいったい何を目指して坐るのか。白隠禅師坐禅和讃の全文を丁寧に解説しつつ、坐禅の目的を究明する。
目次
はじめに―「坐る」ということについて
白隠という人について
「坐禅和讃」成立への道
凡夫がそのまま仏である
仏を求める間違い
愚痴こそ迷いの根源
坐禅こそ仏道修行の根本
一回の坐禅で無量の罪も滅びる
坐禅のことを知るだけでも
自分の本性を見とどける
真実の世界が眼前すれば
悟りの風光
ここが浄土、私が仏であった
現代人と坐禅
著者等紹介
西村惠信[ニシムラエシン]
1933年滋賀県に生まれる。花園大学仏教学部卒業後、南禅寺僧堂柴山全慶老師に参禅。1960年米国ペンデルヒル宗教研究所に留学し、キリスト教を研究。1970年京都大学大学院博士課程修了。花園大学名誉教授、元花園大学学長、文学博士、現禅文化研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いーたん
24
最近はじめたオンライン坐禅のシメのお経が、白隠禅師坐禅和讃。白隠さんという人も知らなくて、せっかくなので読んでみました。わかりやすく書かれているものの、禅語もたくさん紹介されていて、理解するのは難しく思いました。坐禅のたびに伺う法話とともに、少しずつでも自分なりに消化できれば、と思います。2021/01/11
yukioninaite
1
さっと読み終わったところですが、あれ、これは・・・というのが随所にあるのがわかったのでもう一度読み直しです。なにを言ってぃるかわからずに唱えていたのじゃ、作った白隠さんに申し訳ないですから。2015/12/01
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