目次
母国アメリカ(私の家族;少年時代 ほか)
日本へ(初めての日本;禅の道 ほか)
行雲流水(居士から雲水へ;建長寺の思い出 ほか)
新たな出発(普通の生活;仏眼厚生学校 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ムカルナス
5
家業でもなく、まして外国人で僧侶になる人はどういう人なのか?本書はカーシュナー氏の生い立ち、入信のきっかけ(失恋のダメージからくる精神的葛藤という至極フツーのもの)から現在に至るまでの半生を、宗教知識や信仰のない一般の人にも判りやすく面白く語ってくれる。本書を読むきっかけとなったのは今春の臨川寺の特別拝観で氏の説明を聞いたこと。話が日本人にはない明快さだったので本書もそうだろうと思って読んだら期待どおり。人生の針路に悩める方、禅に興味はあるけど難しそう・・と思っている方にオススメ。2016/06/20
マサトク
2
すごく面白かった。良かった。内容は、まさにタイトルそのもの。日本に渡ったアメリカ人の若者が、悩みつつ、坐禅をし、修行をし、出家得度し、しかしどこかの寺に入って住職になる選択はせず、迷いつつ生きる、その半生記。(平成18年の刊行時で五十代後半だから、いまは七十すぎというところか。どんな年の重ね方をされているのか、気になる) この本の美質は、逆説的だが、平凡な点にあるのだと思う。だから、わがことのように読める。坐禅に取り組みたくなる。「わかったようなことを言わない」のがすごい。かくありたい。2020/10/06
ohmi_jin
0
特に有名でもない禅僧の半生記。ただし、彼がアメリカ人であること以外は。内容はアメリカ人である著者の生い立ちから、何故彼が禅僧になったか。禅僧としての生活と、雲水として様々な場所で行う修行について。一ヶ所に留まらない雲水としての著者だが、その生き様は様々な人との出会い・縁によって揺れ動く。特に、禅僧としての挫折、建仁寺の下山などは、立派なお坊さんの説教じみた話とは一線を画しており、親近感がわいた。400頁を超える分量だが、後半はより面白く感じた。2013/06/17




