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内容説明
社会は思ったよりも優しく、易しい。性的マイノリティの当事者として語れること。LGBTの当事者に、また周りの人が知っておきたいセクシュアル・マイノリティのリアル。
目次
第1章 LGBTとは
第2章 思春期は女子校でした
第3章 アイデンティティと向き合った大学生時代
第4章 ハードルが高かったカミングアウト
第5章 不安で仕方がなかった就職活動
第6章 社会人になって
第7章 LGBT Q&A
著者等紹介
きゅうり[キュウリ]
1992年生まれ。愛知県と広島県で育つ。2011年に東京大学に入学。在学中はセクシュアル・マイノリティサークルに所属。専攻は社会学でジェンダーやセクシュアリティに興味を持ち学ぶ。2015年に大学を卒業後、不動産系ベンチャー企業に勤める。大学時代から今に至るまでライター活動もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はじめさん
29
LGBT。レズ・ゲイ・バイ・トランスジェンダーの頭文字。1992年生まれの著者の性別は女性。異性にときめく事もあったし、同性に恋した事もある、すなわちB、バイセクシャル。厳密には異性両性関係なく恋愛対象となるパンセクシャルというらしいのですが、広義ではバイ。東京大学時代に、ゲイの先輩とSNSで知り合いコミュニティに参加・家族へのカムアウト・就活での面接エピソードなど。/ 小川糸の小説に性的少数のキャラが出てくる事もあり手にとった。図書館の中高生向け棚にあったが、巻末Q &Aが悩める子らの指標になるのでは。2017/09/22
のすけ
4
性自認を男とも女ともしておらず、普段自身の身体的な性に悩むことが少なく、でもジェンダー役割を押し付けられるとどこかもやっとして、相手の性別にこだわらずその人のことを好きになる、自分以外にもそんなひとがいることにほっとした。いろんな立場の人のこういうエッセイ、増えたらいいな。2018/05/07
小早川
3
熟考して放置、熟考してのまた放置で積ん読していたもの。読了2020/02/25
藤鼠(ふじねず)
3
優しく、ゆるく、書かれていました。勉強になりました。偏見ありません、という言い方も、あまり気持ちのいいものではないのですね。副題の通りの内容でしたが、就職のお話では、やはり残念な態度を取る人もいるのだな、と。もっとあたたかい世界になればいいな。2018/02/13