内容説明
知っておかないと怖い!「原発なんて、わたしには関係ないことと思ってた」では、もう済まされない!福島でなにが起こった?これからどうなる??原発ってなんだ?放射能ってなんだ?他の発電方式ってなんだ?でも、そもそも電力って、そんなに必要なの?いくつもの?を!にする。
目次
第1章 原子力はどうして発電できるのか(原子力といっても、しくみは“巨大な蒸気機関車”;原子炉の正体は“制御された核反応”である ほか)
第2章 「核」のことを少し知っておこう(元素の“性格”がわかる周期表;「放射線が出る」ということ ほか)
第3章 放射能はどれだけ怖いのか?(見えないから怖い放射線;放射線によって被曝するとどうなるのか ほか)
第4章 福島第一原発ではなにがあったのか?(「想定外」の原発事故;明らかに重大事故…これも想定外の「炉心溶融」 ほか)
第5章 原発の現状とその他の発電方法(原子力発電の現状はどうなっているのか;火力・水力発電の技術革新 ほか)
著者等紹介
青山智樹[アオヤマトモキ]
東海大学理学部物理学科卒、元高校物理教師。科学をわかりやすく解説することには定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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彩灯尋
3
ウランやプルトニウムが核分裂を起こした時に発生する原子力には莫大なエネルギーがあり、その大部分が熱エネルギーに変換される。この熱で水を蒸発し、蒸気の力で回したタービンが電気を作る仕組みになっている。この際のエネルギーがとても大きいことから、原子力発電は安定して大量の電力が供給できるとされていたが、「想定外」とされる揺れと津波に襲われ、メルトダウンが原因で核燃料が溶け出し、水素爆発によって壊された建物から放射能が漏れだしてしまった。あの時何が起こったのか、それによって今何が起きているのか、勉強になった。2015/07/28
Ryotaro Tsunekawa
0
今更ながら、ああそうだったのか、と思うこと、多し。電力=原子力発電の恩恵を受けてきた私たちは、もっと原子力のことを知らないといけないと思った。政治的なことも含めて。と同時に、わからないこと=不安だとするならば、原子力同様、自動車や飛行機やコンピュータだって同じくらい不安な存在なはずなんだけど、身近過ぎて鈍くなってるのかな。原子力に関しては、除染も含め、科学的な研究は今後もどんどん為されなければならない。その上で真に「安心」出来る原子力発電技術が生まれたら大歓迎なんだけどなぁ。2014/09/04
ゆっこ09
0
日本における核の歴史についてこないだ読んだので次は原子力発電の基本へ。核、放射能、核、福島で何が起こったか、その他の発電方法をわかりやすく説明した本。2013/09/28
Riopapa
0
原子力発電についての入門書。放射線の違いはよくわかった。福島原発については、少々甘めに見ている感じがする。2011/09/18
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